渡島5町の首長が函館市のキングサーモン養殖視察【函館】

サーモン養殖について意見交換を行う6市町の首長
トラウトサーモンをはじめとした水産資源の養殖事業に取り組んでいる渡島管内5町(八雲、木古内、知内、森、鹿部)の首長が22日、函館市国際水産・海洋総合研究センター(弁天町)を訪れ、函館市が昨年度から取り組むキングサーモンの完全養殖事業研究の様子を視察した。函館市の工藤寿樹市長は「今後も養殖事業について定期的に情報交換することで、互いに研究の質を高めていきたい」と話していた。
訪れたのは岩村克詔・八雲町長、鈴木慎也・木古内町長、西山和夫・知内町長、岡嶋康輔・森町長、盛田昌彦・鹿部町長。
道南地域では八雲町がいち早く、2019年からトラウトサーモンの養殖事業に取り組み「北海道二海サーモン」のブランド名で事業化を目指している。今回は、岩村町長から工藤市長に「キングサーモンの研究状況を参考にしたい」と話があり、興味を持つ他町にも声をかけ実現した。
この日は研究の進行状況について、同センターの担当職員が11月からサクラマスの幼魚を使った海面養殖試験に取り掛かる計画を説明。60匹以上の天然キングサーモンを捕獲済みで、北大が養殖した人工キングサーモンとの交配により種苗生産技術の研究を進めるとした。
水槽で飼育されている稚魚の様子などを確認。工藤市長は「基幹産業である漁業における漁獲量減少は道南全体の問題。各自治体が育てる漁業へ独自の取り組みをする一方で、互いに有益な情報を共有することも重要。今後もこのような機会を増やしたい」と話していた。
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