昨年度の道南ドクターヘリ、要請、出動件数とも過去最多【函館】

道南ドクターヘリの要請、出動件数がともに過去最多となったことが報告された運航調整委員会
道南ドクターヘリ運航調整委員会(浅井康文委員長)の今年度第1回会合が23日、市立函館病院で開かれた。2021年度の運航実績が公表され、要請は616件(前年度比69件増)、出動が466件(同56件増)で、ともに15年2月の運行開始以降で過去最多を記録した。同委員会事務局は「ドクターヘリの効果や認知度が広く浸透したことが増加につながった」と分析する。
出動466件の内訳は、救急現場出動が260件、緊急外来搬送が18件、施設間搬送が118件、離陸後キャンセルが70件だった。1日当たりの要請件数は1・69件、出動件数は1・28件と、ともに前年度から増加。運航圏内の全18市町から要請があり、実際に出動した市町別では、北斗市が74件で最多、森町53件、江差町50件と続いた。
また、傷病者の病院受け入れ人数は計397人で、基地病院(市立函館病院)で166人と全体の42%を占めて最多。以降、函館中央病院57件、函館新都市病院40件、函館脳神経外科病院38件だった。
未出動150件のうち、最も多かったのは天候不良で65件、重複要請56件、離陸前キャンセルが13件だった。
新型コロナウイルス感染症の陽性患者は原則としてドクターヘリでの搬送はしないこととなっており、乗務する医師らも厳重な感染対策を講じていたことから、運航に支障をきたすことはなかったという。
会合ではこのほか、救急車と落ち合う着陸地点「ランデブーポイント」が今年4月時点で302カ所あり、うち冬期間の除雪体制を完備している場所は53カ所だったことも報告された。
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