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函館新聞

三星屋DSの古川さん、道南3人目のJKC公認訓練士に【函館】

JKC公認訓練士の資格を取得した古川さん

 三星屋ドッグスクール(函館市末広町、秋浜城治代表)の見習いスタッフ、古川未咲さん(22)が、渡島・桧山管内で3人目となるJKC(ジャパンケネルクラブ)公認訓練士の資格を今年3月に取得した。ハードな試験を乗り越え、道南では2000年以来22年ぶりに新星訓練士が誕生した。

 古川さんが取得した資格は「訓練練士」。筆記試験を受ける前に①指導手として受験した訓練試験で10頭以上の家庭犬を合格させる②JKCが全国で開催する訓練競技会に最低3回以上出場する③北海道ブロックの訓練士協議会所属の資格者または公認訓練所所長に推薦される―の3条件を満たす必要がある。

 ①では10頭すべての犬が「良」(70点)以上の評価を獲得しなければならないが、犬に元気がなかったり嫌々動いたりすると不合格となる。道南最初の公認訓練士でもある秋浜代表によると、1頭合格させるのに半年ほどかかり、資格取得までには5年程度要するという。古川さんは同スクールの生徒らの協力を得て1日10頭以上をトレーニングし、20年1月の勤務開始からわずか2年余りで取得した。

 強気、臆病、活発、暗い―など犬の性格もさまざま。古川さんは「厳しく怒るだけでは犬はついてこないので、楽しく一生懸命遊びながらルールを教えた」と、犬とのコミュニケーションをとる手段である訓練方法を語る。

 記録的なスピードで試験に合格した要因には古川さんのドッグトレーナーとして理想的な性格もある。褒める時は全力で、怒る時は感情をむき出しにしないことが重要といい、犬に対しイライラの感情を出さず、注意しても1秒でポジティブに切り替えられる強みを持っている。

 「トレーニングを通して飼い主とワンちゃんが少しでも楽しく暮らせるきっかけを作れるようなトレーナーになりたい」と古川さん。持ち前の性格を生かし、愛犬家にも犬にも信頼される訓練士として、今後の活躍に期待がかかる。

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