オープンした肉どころ燈。肉に合う南富良野ビールを手にする上田社長

　新得町内の上田精肉店（新得町１南２、上田隆史社長）は、上川管内南富良野町幾寅の複合商業施設内に「肉どころ燈（あかり）」（佐々木陽一店長）を１日、オープンした。同店が他に出店するのは初めて。食肉販売の他、ステーキや肉を挟んだサンドイッチなどの肉料理を店内で食べられ、テークアウトもできる。上田社長は「コロナ禍が収まり、国内外の観光客が戻ることに期待している」と話している。

　同施設は道の駅南ふらのに隣接。アウトドア用品の製造販売大手モンベル南富良野店やレストラン、別棟のフードコート（６店）がある。上田精肉店はフードコートに出店した。

　上田社長は出店理由について「新得の店には南富良野町から来る常連客も多い」とする。また同道の駅の向かいにはホテル「フェアフィールド・バイ・マリオット・北海道南富良野」が６月２３日にオープン。「アウトドアが盛んでキャンパーの利用や富良野、トマムといったリゾート地の間にある。今後インバウンドが回復すれば、利用増加も見込める」と話す。

　燈では、店頭で販売している牛ステーキ肉を選んで店内で食べられる。また、主にキャンプなどバーベキュー向きの、サーロインとヒレが同時に味わえる骨付きステーキ「牛Ｔボーンステーキ」「牛トマホークステーキ」（骨付きリブロース）「ラムチョップ」の他、同店の各種味付き肉も販売している。

　店内は５席ほど。テークアウトもでき、メニューは「豚ヒレカツサンド」、ランチ限定で「牛ステーキ丼ぶり」（１６００円）、「鶏照焼丼ぶり」（８００円）などがある。また、同店が企画し、旭川の大雪地ビールが醸造したオリジナルのクラフトビール「肉に合う南富良野ビール」も新発売した。

　燈の営業時間は午前１１時～午後８時。水・木曜は休み。