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釧路新聞

元クレインズ上野選手が厚生社加入【釧路】

釧路厚生社IHCの日本一奪還に向けて闘志を燃やす中山会長、上野選手、福田社長(左から)

 アイスホッケーのアジアリーグで昨季まで13年間にわたりプレーしたFW上野拓紀選手(36)が11日、釧路新聞社の取材に応じ、2022―23シーズンは社会人リーグトップのJ―IceNorthDivision(北海道アイスホッケー連盟主催)などで戦う釧路厚生社(福田雅嘉社長)アイスホッケー部でプレーすることを明らかにした。今月1日から釧路トヨタ自動車(坂根篤社長)に勤務。釧路を拠点に、競技と仕事を両立する「デュアルキャリア」を実践する。

 長野県出身の上野選手は、釧路緑ケ岡高(現武修館高)、早稲田大を経て09年にハイワン(韓国)に入団してアジアリーガーに。栃木日光アイスバックス、日本製紙クレインズ、さらに、ひがし北海道クレインズでプレー、日本代表としても活躍した。スケーティングのスピードとコーナーワーク、威力抜群のシュートは国内指折り。リーダーとしての資質も高く、日本製紙の廃部からひがし北海道の立ち上げ前後の17年から3シーズン、クレインズの主将を務めた。

 今年4月、ひがし北海道を退団した上野選手は「アイスホッケーを続ける」ための進路を模索。6月中旬「セカンドキャリアも釧路で」という思いを固め、釧路厚生社IHCの総監督も務める同社の中山勝範会長に競技続行をアピール。同時期に、就職活動で釧路トヨタ自動車を訪れた。希望通り、チームも職場も釧路ゆかりの企業に決まり「社会人1年生の自分を歓迎してくれた。お世話になった釧路のため、力になりたいという思いを強くした」。

 釧路厚生社IHCは、多くの元アジアリーガーが名を連ねるとともに、チームで腕を磨いた選手をアジアリーグに輩出している。「目標は中山会長の胴上げ。トップリーグとぶつかる全日本選手権ではジャイアントキリングを狙う」と言い切る。全国のファンには「アジアリーグでの13年間は宝物。これからも応援してもらえるプレーヤーであり続ける」と語り、J―IceNorthへの観戦を呼び掛けている。

 釧路厚生社IHCは例年9月開幕のJ―IceNorthDivisionのほか、全日本選手権(B)北海道予選会などに出場する。中山会長は上野選手入団について「夢のような話。このような巡り合わせは考えたこともなかった」と本音を吐露。一方で相乗効果は大きいとし「チームにとって刺激になるのはもちろんだが、拓紀にはまだまだ上を目指してほしい。そのために支えていく」と激励、肩をたたいた。

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