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苫小牧民報

カレーラーメンの父・高橋一郎さん永眠 功績たたえる声相次ぐ

カレーラーメンを手にする高橋一郎さん=2005年ごろ(遺族提供)

 苫小牧市と室蘭市のご当地ラーメン「カレーラーメン」を誕生させた味の大王の前社長、高橋一郎さんが17日、呼吸不全のため82歳で死去した。強い信念を持って提供を続け、半世紀以上かけて苫小牧を代表するグルメに育て上げた。遺族やカレーラーメン関係団体からは、高橋さんの功績をたたえる声が相次いでいる。

 高橋さんは、1935年4月に札幌市で生まれた。太平洋戦争が終わった後、夕張市の炭鉱や札幌市のホテルでの勤務などを経て、65年に苫小牧市本町で味の大王を創業。看板メニューを模索する中、大衆に人気のカレーライスとラーメンを一つにしようと、カレーラーメンを考案した。当初は「際物だ」などと批判も浴びたが、メニューに掲げ続けた。

 店は一時岩見沢市に移転したが71年ごろ、苫小牧市大町に店舗を構えた。苫小牧の発展と共に繁盛し、高橋さんの妻啓子さん(80)は「忙しい時は一家全員で夜遅くまで仕事をした。花火が好きな人で、若い頃は苦労したが引退後は旅行や花火鑑賞など好きなことをして過ごしていた」と振り返る。

 高橋さんの長男で、現社長の浩一さん(50)は「カレーラーメンについてはいろいろ言われたけど、信念を持ってずっと続けた」と敬意を示す。

 8月に同店が監修したカップ麺が全国発売されたことを喜んでいた様子で、「一つ親孝行できたと思う。これからもカレーラーメンを進化させ、全国に発信したい」と述べた。

 カレーラーメンを地域活性化に生かす動きが、近年活発化している。市内の飲食店主らが12年に「とまこまいカレーラーメン振興局」(田中康明局長)を発足。今年6月に神奈川県横須賀市で開かれた「全国ご当地カレーグランプリ」で「元祖カレーラーメン」が準優勝に輝くなど、全国的に知名度が向上している。

 市内木場町のラーメン店、ふたば家の店主で同振興局の田中局長(59)は「50年以上前にラーメンとカレーを合わせた発想がすごい。カレーラーメンがなければ振興局も存在せず、ここまでの広がりもなかった」と感謝した。

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