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根室新聞

初の空路墓参“故郷への思いを胸に”国後、択捉島へ【根室】

初の空路墓参で記念撮影をする=23日、中標津空港

 6月から延期となっていた航空機を使った特別墓参が23日、中標津空港発着で初めて行われた。元島民ら68人が国後島、択捉島にある墓地計4カ所を訪れ、慰霊式を行っている。今回は日帰りの日程で団員らは現地に宿泊せず、同日午後6時近くには同空港へ戻る見通しだ。

 墓参団は択捉島・紗那出身の岩崎忠明団長(83)=札幌市=をはじめとする元島民ら33人と同行者35人の計68人。元島民の最高齢は87歳で、市内からは前回濃霧による中止で涙を飲んだ山木秀夫さん(85)ら4人が参加。独立行政法人北方領土問題対策協会=東京=が実施主体となった。

 午前10時現在、外務省から入っている情報によると、墓参団は23日午前5時45分に中標津空港で出発式を行ったのち、日本政府がチャーターしたロシア・オーロラ航空のプロペラ機(ボンバルディアDHC―8)に搭乗して、同6時半に国後島のメンデレーエフ空港へ向けて出発。同7時7分には同空港へ到着した。

 一行は国後島での入域手続き後、近布内墓地と古釜布墓地で墓参する元島民16人ほか同行者はそのまま降機し、各墓地へ。チャーター機は紗那墓地と別飛墓地で墓参する団員17人ほか同行者を乗せて択捉島へ飛んだ。択捉班の墓参が終わり次第、帰りは逆のルートで国後班を乗せて中標津空港へ戻る予定となっている。

 搭乗前に行われた出発式で岩崎団長は、「空路でふるさとを訪れ、島に眠る多くの御霊を慰霊できることはこの上ない喜び。これも日本政府や関係者の配慮と尽力によるもの」と感謝を述べた。

 政府から同行した中根一幸外務副大臣は、あいさつで「空路墓参の実現は今後の四島との往来活性化に向けた道を開くもので、平和条約を締結し、日ロ関係を大きく発展させるという目標に向けた進展としても重要な意義を持つ」と話し、昨年12月から4回の日ロ首脳会談を経た具体的な成果を喜んだ。

 空路墓参を巡っては今年6月に悪天候で中止となって以来、日ロ両国で日程を再調整していたが、十分な墓参時間を確保するために検討していた現地での宿泊は見送られ、日帰りでの実施となった。

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