湿原マラソン、久々熱気 3年ぶりにランナー疾走【釧路】

今年の最高気温となった釧路を駆けるランナーたち(30㌔)
第50回釧路湿原マラソン(釧路市など主催)が7月31日、釧路市民陸上競技場を発着とするコースで3年ぶりに開催された。節目となった今回は2292人が出走。晴れ間が広がり、釧路には似合わない30度を超える過酷なコンディションの中、選手らは懸命に走り、己の限界に挑戦した。
いまだ予断を許さないコロナ禍にあり、前回大会(2019年)と比べて出走者数は896人減少したが、開催を待ちわびた市民ランナーの熱い走りや沿道に詰め掛けた観客らが拍手でエールを送るなど、活気であふれた。
競技は午前6時の30㌔ウオークから始まり、同9時30分からは30㌔、15㌔ウオーク、3㌔、10㌔の順にスタート。競技場内に設置されていた温度計は3㌔や10㌔の走者が続々とゴールしてくる同10時30分頃には33・8度。30㌔の先頭集団が帰って来る同11時30分頃には35・4度の〝猛暑〟にまで上昇、体調不良を訴える人が相次いだ。
11年から参加している川内優輝選手(あいおいニッセイ同和損害保険)は今年もゲストランナーとして男子30㌔に参戦。7月初旬にけがをしたため、最後尾から足の調子を見ながら走り出すと、涼しい顔を見せながら1時間49分35秒でゴールした。アイスホッケークラブチーム「ひがし北海道クレインズ」の監督や選手らも3㌔の部に出場し、大会を盛り上げた。
さらに、第31回IAU100㌔世界選手権(8月27日、ベルリン)に日本代表選手として出場する藤澤舞選手(札幌エクセルAC)も女子30㌔に一般で出場し、1時間58分21秒で初の湿原の地を駆け抜けた。「たまに暑い日があると聞いたので覚悟していたが、ここまで上がるとは。とてもきつかった」と苦笑いを浮かべるも「世界選手権に向けていい刺激が入った」と満足げな表情で語った。
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