10月９日に東京都府中市の東京競馬場で行われる小４～中１の全国ポニー競馬選手権「第12回ジョッキーベイビーズ」の北海道地区代表決定戦が７月31日、浦河町西舎のＪＲＡ日高育成牧場で行われ、サクラ号（牝５歳）に騎乗した浦河第一中１年の広瀬仁乃君（13）＝チェスナットファーム、乗馬歴９年＝がダート直線３００㍍の白熱したレースを制し、憧れの全国切符を掴んだ。

　全国で乗馬に励む子どもたちの夢舞台「ジョッキーベイビーズ」（芝直線４００㍍）は全国各地区の代表計８人が出場し、東京競馬場で行われる。

　道地区代表決定戦には、浦河町を中心に選手７人が出場。ダート直線２００㍍の予選２レースにより４人が決勝に進出。同３００㍍の決勝は、１枠から順に、ハク号（牡21歳）に騎乗の大池由起菜さん（11）＝ポニー少年団、同７年＝、サクラ号の広瀬君、ジロー号（騙４歳）の小林莉翔君（11）＝サンバマウンテンファーム、同７年＝、ロビン号（牝年齢不詳）の鈴木優雅君（９）＝ポニー少年団、同４年＝で争われた。

　ゴール板を先頭で駆け抜け優勝した広瀬君は今回が２回目の参加。「意地でも勝ちたかったので（１着は）うれしい。サクラが頑張ってくれた。ニンジンを５本持ってきたのであげたい」と笑顔。東京競馬場での全国大会へ「一番行きたかった場所。どんな人にも負けないよう頑張りたい」と決意を話した。父の昴哉さん（34）は「まだまだ、今日も馬に勝たせてもらった。どの馬にも乗れるようになってほしい」とさらなる成長に期待していた。

　日高育成牧場の石丸睦樹場長は「どの選手もよく練習できていて速いスピードにも対応できていた。上位の選手は特に接戦で、良いレースでした。（３年ぶりの開催となる全国大会は）優勝を目指して頑張ってほしい」と話した。

　２着は大池さん、３着は鈴木君。

ジョッキーベイビーズ道予選

ジョッキーベイビーズ道代表の広瀬仁乃君と関係者