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函館新聞

縄文繁栄と現代漁業を考察 ドイツの考古学研究者来函【函館】

垣ノ島遺跡を視察するタラソフ氏(左から2人目)やワグナー氏(同3人目)らドイツ人研究者

 縄文時代について関心を持つドイツの考古学研究者3人が21日、来函した。道南歴史文化振興財団(境勝則代表理事)との交流事業で、縄文文化を支えた自然環境や漁業文化について、主に南茅部地区で知見を広げる。初日は史跡垣ノ島遺跡などを視察した。

 研究者は、ドイツ考古学研究所ユーラシア部副部長兼中国支部長のマイケ・ワグナー氏、ベルリン自由大学教授のパベル・タラソフ氏と考古助手のモア・ハルグレン氏。同財団の前身組織の函館市埋蔵文化財事業団が2008年に同研究所と学術交流の協定を締結しており、ワグナー氏とタラソフ氏は来函経験がある。北海道と北東北3県の縄文遺跡群の世界遺産登録に向けた機運醸成につなげるため今回の事業を計画した。

 市縄文文化交流センターでは、展示中の国宝土偶5体の複製や縄文時代の漁業関連の出土品に関心を示した。垣ノ島遺跡では市教委文化財課の福田裕二主査らが国内最大級の盛り土遺構の形成過程を説明。福田主査は「『盛り土』の底部では5千年前、上部では4千年前の土器が出土した。土器の形式や文化が変わるほどの時間だが、『盛り土』は1000年以上つくり続けていた」などと話した。

 22日以降は南茅部地区で漁業関連の聞き取り調査などを実施し、その後は胆振管内白老町や道東方面に向かう。ワグナー氏らは「縄文、オホーツク文化、アイヌの時代の漁業の様子や生活を比較し、人々がどのように交流し、古い知識や技術が現代にどうつながっているのかを明らかにしたい」と話していた。

 また、通訳は道教育大学函館校の学生、大学院生が担当。高橋亮輔さん(22)と長澤萌さん(27)は「考古関連の専門用語の英訳が難しいが、(ワグナー氏らは)『興味深い』と何度も言っている。海外の研究者と接する貴重な機会で、頑張りたい」と話していた。

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