石原さん、徒歩で日本列島往復 30年かけ根室で笑顔のゴール【根室】
日本列島往復のゴールを本土最東端の根室・納沙布岬灯台で迎えた石原淳(あつし)さん(55)=東京都在住=。往路は日本海側3200㌔を111日間かけて一気に制覇。復路は2004年にスタート。勤め人であり、家庭もあるため2泊3日の細切れ旅を積み重ね、今月10日、日本縦断を達成した。区立小学校の校長でもある石原さんは、さほど疲れも見せず、次の「歩き旅」構想に思いをはせていた。
石原さんが歩き旅にのめり込んだのは、大学時代の歩き旅サークルに入ってから。就職を1年先送りし、1992年9月北海道宗谷岬をスタート、93年2月に波照間島で往路横断を達成。太平洋側の復路コースを開始したのが約10年後の2004年。
長期旅行は無理とあって細切れ旅を計画。東京近郊は日帰りで制覇、今年1月に長崎県五島列島大瀬崎灯台に到着後、目指すは納沙布岬となっていた。北海道入りは17年8月。今月9日に残っていた厚床~納沙布約56㌔に挑戦、ゴールを迎えた。道内の行程は約486㌔、実質16日間ながら5年かけてのゴールとなった。
往路スタートから30年、復路だけでも18年かけての達成に「良かった、できたという感じです」と笑顔を見せた。歩き旅の魅力を「どの移動手段よりもゆっくりと土地に触れられる。雨の日はつらいですが、宿やお店の人との触れ合い、今回も温根沼や風蓮湖をいろいろな角度から眺めることができた」と話す。旅の様子は自身のウェブサイト「歩き旅.com」で見られる。
今後は日本列島10カ所を輪切りにした日本横断十連計画。現在新潟糸魚川と静岡県のフォッサマグナに挑戦中だ。
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