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苫小牧民報

樽前artyプラス 道文化奨励賞を受賞

広報誌「びとこま」の子供記者と、藤沢さん(前列左から4人目)ら樽前artyプラスのメンバー

 苫小牧市樽前を舞台にしたアートイベント「樽前arty(アーティ)」を開催するなど、地域に根差した芸術文化活動を続けてきたNPO法人「樽前artyプラス」(藤沢レオ代表理事)が2017年度北海道文化奨励賞を受賞した。長年、活躍する芸術家などに与えられる賞で、メンバーたちは「とても光栄」と喜んでいる。30日にホテル札幌ガーデンパレス(札幌市中央区)で表彰式が行われる。

 同賞は北海道の文化向上への功績が顕著で、今後の活躍も期待される団体・個人(活動歴がおおむね10年以上)に道が授与している。樽前artyプラスは北海道立近代美術館の推薦を受けた。

 金工家・彫刻家の藤沢さん(42)が主宰。現在、メンバーは苫小牧市内や札幌、東京、オーストラリアに在住する測量士、一級建築士、グラフィックデザイナーなど9人で構成されている。

 04年に始まった、イベント「樽前arty」の実行委員会として発足。「気軽に借りられる展示場所が市内に無かったため、自分たちでつくろう」と考えたのがきっかけで初年度は藤沢さんの作品展示と、劇団ユニットLabo.の旗上げ公演が行われた。藤沢さんは樽前について、「広大だし、地域住民らの協力も得られ、創作展示の空間として魅力的だった」と話す。

 近年、2年に1度開催している同イベントは、道内の若手芸術家らが作品を発表する場として徐々に定着。近年はより多くの市民に足を運んでもらおうと、ワークショップも行っている。14年にはNPO法人に移行した。

 このほか、樽前artyプラスは来苫したアーティストにアトリエを提供したり、地元の子供たちが市美術博物館の展覧会を取材し、広報誌「びとこま」を発行するサポートをするなど精力的に活動してきた。

 設立時からのメンバーで、市内光洋町の測量士、千葉和魂さん(37)は「樽前artyの活動は生活の一部。日頃応援してくれる人たちに良い報告ができた」と喜ぶ。藤沢さんは「教育、暮らしなどあらゆる分野につながるハブ(中核)の役割として芸術の在り方が大切なのではないかと考えている」と強調。「僕らのやっている小さなことが、あちこちに派生していけばうれしい」と語った。

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