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苫小牧民報

「海鮮ザンギ弁当」発売 道文教大と札幌バルナバフーズ共同開発

 北海道文教大の商品開発研究会と食品製造販売の札幌バルナバフーズが共同開発した「北海海鮮ザンギ弁当」(税込み680円)が1日、同社が運営する新千歳空港国内線ターミナルビル内の弁当店「美食千歳」で発売された。季節替わりで旬の海の幸をザンギ(空揚げ)にし、副菜との食べ合わせによって栄養摂取にも効果的という健康志向の一品。12月と1月は第1弾「サケザンギ」が主菜となる。道外から訪れる観光客のほか、空港内で働く人にも商品の魅力をPRする。  商品開発研究会は同大の健康栄養学科の学生約120人が所属し、企業と連携した商品企画などに取り組んでいる。今回の企画は昨年2月に札幌バルナバフーズが「空港内の店舗で販売する『空弁(そらべん)』を共同開発したい」と依頼し、開発を始めた。  同社は当初、2~3カ月ほどでの商品化を目指していたが、初めて学生と一緒に取り組む企画とあって「北海道の玄関口である新千歳空港から食の魅力を発信できる商品にしたい」と力が入り、1年以上開発期間を延長して10回以上にわたる試作を繰り返してきた。  商品の最大の特色は、管理栄養士を目指す健康栄養学科の学生たちが、カロリーや栄養バランスをしっかり考えた点。主菜のサケには美肌効果のあるアスタキサンチンが含まれ、副菜のサツマイモや小松菜に含まれるビタミンCと一緒に摂取すると吸収率が上がるという効果まで計算されている。  研究会の代表を務める板垣康治教授は「食べ合わせの効果まで考えた弁当の商品はこれまでになかったのではないか。学生たちの強みを生かした開発ができた」と商品の仕上がりに自信を見せる。  もちろん栄養だけではなく、味付けにもこだわった。サケザンギは油のしつこさを感じさせないよう、ショウガじょうゆに漬け込んでさっぱりと仕上げた。副菜も薄味になり過ぎず、多くの人に好まれるように味を微調整した。  サケザンギの開発を担当した同学科4年の津村早紀さん(22)は「ちょうどいい味を見つけるのが難しくて何度も作り直したが、長く取り組んできた思い入れのある商品がようやく完成してよかった。たくさんの人がこの商品を選んで、もう一度食べたいと思ってくれたらうれしい」と語る。  札幌バルナバフーズ空弁営業課の野口大介課長補佐は「空港では女性が多く働いており、日常的に買う弁当にヘルシーさを求める需要があると思うが、そういう商品はあまりない。若い人が考えた商品が口コミで広がり、大きな商品に育ってほしい」と期待。1日20食からスタートし、売れ行きに応じて製造量を調整していく。  来年9月までの生産がすでに決まっており、2、3月はホタテザンギ、4~6月はエビザンギ、7~9月はタコザンギと、季節に合わせて旬の素材を主菜にしていく予定。

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