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函館新聞

駒ケ岳の軽石利用した干物完成 鹿部で10日から販売【鹿部】

軽石干しをPRする鈴木さん(左)と船橋さん

 町製品開発研究会(高橋昱彦(あきひこ)会長)と道立工業技術センター(函館)が共同開発した干物「軽石干し」が完成し、10日から道の駅「しかべ間歇泉公園」で販売する。駒ケ岳の軽石の吸水力を生かした製法で、前浜で取れるソウハチガレイとアブラコ、サバの旨味を凝縮。3年間の開発の末誕生した一品に、関係者は「鹿部の新たな魅力にしたい」とPRする。

 軽石は地下30センチ~1メートルほどの深さに位置。栄養分がなく肥料に適さないなど、これまで活用法がなかった。同研究会が「軽石と町特産の魚を使った新商品を」と、火山灰を使った本州の伝統製法「灰干し」を参考に考案。同センターが適当な塩分濃度や製造時間などを調べ、乾熱滅菌処理による微生物試験で製造用資材としての安全性を確認した。

 軽石には全体積の約半分を占める無数の気孔があり、多くの水を溜められることが研究により判明。水を通す「半透膜セロハン」で焼き塩を振った魚を挟み、旨味成分のイノシン酸が低減しにくい5度以下で熟成、脱水する。浸透圧を利用して塩分を定着させ、軽石が水分を吸収する独自の製法を確立。ふっくらしたジューシーな肉質が特長だ。

 製造はイリエ船橋水産(鹿部68、船橋吉右衛門社長)が担う。船橋敦子専務は「魚の種類や大きさによって干す時間や塩加減が異なり、何度も失敗しながら突き詰めた」と苦労を語り「これほどおいしくできるとは。全ての工程が手作業なので手間はかかるが、きっと皆さんに好まれる商品になる」と笑顔を浮かべる。

 研究会の鈴木昌志事務局長は「軽石を用いた製法は全国で例がなく、今後は使う魚の種類を増やすことも考えている。魚本来のおいしさを家庭で手軽に味わってほしい」と力を込める。

 道の駅での販売価格(税込み)はソウハチガレイ(2枚)500円、アブラコ(開き)1300円、サバ(フィレ)350円。問い合わせは同社(01372・7・2010)へ。

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