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根室新聞

北方館 初の16万人台視界に 入り込み好調【根室】

利用好調な北方館を視察する江﨑鐵磨北方担当相(左から4人目)

 北方領土問題に対する関心の高まりを反映してか納沙布岬の先端に建つ北方領土啓発施設・北方館(小田嶋英男館長)の入館者数が過去最高を記録しそうだ。11月末現在の来館者数は14万2,708人で、すでに前年度実績を突破。冬期間は来館者が極端に減少するものの、前年度は1万8,600人が利用しており、16万人突破も現実味を帯び、過去10年で最高を記録しそうだ。

 北方館は独立行政法人北方領土問題対策協会(荒川研理事長)が管理運営する北方領土啓発施設。毎年、観光客はじめ視察団が利用している。平成16年度からは、出入り口にカウンターを設置し、入館者の実数を集計している。

 今年は4月こそ例年並みに推移していたものの5月以降、軒並み前年を上回る好調さで、特に8月には3万2,589人と3万人を突破。11月も7,536人で前年度同期より25パーセント増となり、累計で14万2,708人と、前年度実績の14万1,878人をすでに830人上回った。過去10年で最高だった27年度の15万325人を突破するのは確実で、昨年度は12月から3月の来館者数が1万8,600人だったことを勘案すると、16万人台も見えてきた。

 昨年度は熊本地震の影響で九州地方からの来場が減少したほか、8月は台風7、9号の影響や特に8月31日の台風10号で交通網が寸断されるなど自然災害の影響をもろに受け、夏期間の利用が減少していたが、その影響が緩和されたことに加え、「景気回復の実感がない中、旅行が『安い・近い・短縮』となっていることから、道内からの見学者が増えたのが大きな要因ではないか」(小田嶋館長)と分析している。

 北方館の過去10年の来館者数を見ると、12万人前後で推移していたが、25年度に13万人台を記録。その後も増加傾向で、安倍晋三首相とロシアのプーチン大統領との首脳会談が20回を数え、北方領土問題の解決に関心が高まっていることも要因と言えそうだ。

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