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苫小牧民報

栄養豊富なヘルシー麺開発へ ダッタンソバ生産者と連携-一休そば

ヘルシーな生そば麺の開発に挑む早川社長(左)と山崎工場長

 そば店の経営や製麺、開店プロデュースを手掛ける一休そばグループ(苫小牧市有明町)は、ダッタンソバを用いたヘルシーな生そばの開発を進めている。栄養豊富で食物繊維も多く、低糖質の健康志向麺で、オホーツク管内雄武町でソバを生産する農業生産法人神門と連携した取り組み。今月、国の農商工等連携事業計画に認定され、開発や販路開拓の支援を受けながら2018年春の商品化を目指す。

 ダッタンソバは血液の流れを良くする栄養成分ルチンが豊富に含まれているものの、苦みが強く、加工すると栄養成分が分解されてしまう難点がある。しかし、神門が品種改良した「満天きらり」は苦みがほとんど無く、加工しても栄養成分は失われない。

 健康志向の高まりを踏まえ、一休そばグループはそうした特徴を持つ「満天きらり」に着目。独自の工夫を加えることで通常の麺と比べて糖質が半分となり、ルチン含有量は100倍、食物繊維も豊富に含むヘルシーな生そば麺の開発に乗り出した。

 麺のつなぎに使用する糖質の多い小麦粉の量を大幅に減らすため、麺の太さや小麦粉の配合を少しずつ変えるなど、試行錯誤しながら開発を進めている。同グループの一休製麺の山崎陽平工場長(30)は「つなぎを減らしても、こしがあり、ソバの香りも引き立つおいしい麺にしたい」と意気込む。

 農商工等連携事業計画の認定により、国の補助金も活用しながら新商品開発と販路開拓にも取り組む。道立総合研究機構食品加工研究センター(江別市)から技術指導を受け、消費者ニーズを踏まえて試作品の改良を重ねていく。さらに日本食品分析センター千歳研究所(千歳市)で栄養成分を分析してもらい、「お墨付き」が得られれば、早ければ来春にも商品化する。

 新商品は直営店などで取り扱うほか、業務用として全国の飲食店に売り込む。同グループの早川陽介社長(41)は「より健康につながる新しいそばを提供することで、そば文化を苫小牧から全国に広めたい」と夢を描く。

 同グループは、一休そばと一休製麺で構成。1975年の創業で直営店は苫小牧市、千歳市、札幌市に計5店舗あり、グループの従業員は約90人に上る。

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