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室蘭民報

大正期に建築した旧長谷川貿易ビルが解体【室蘭】

大正期に建築され、市民に親しまれてきた旧長谷川貿易ビル

 大正期に建築され、室蘭商工協会(現在の室蘭商工会議所)などとして、長年室蘭市民に親しまれてきた旧長谷川貿易ビル(室蘭市海岸町)が昨年11月下旬に解体された。歴史的建造物を残すには活用方法が欠かせないとあって、保存を求める運動の難しさを改めて浮き彫りにした。

 旧長谷川貿易ビルは、北欧の木造建築で多用されている建築様式「ハーフティンバー工法」で建てられた。楢崎産業の倉庫として使用された後、1923年(大正12年)から28年(昭和3年)まで室蘭商工協会、46年からは長谷川貿易の事務所として利用された。

 建物は何度か改築を重ね、貸家としても利用された。老朽化などを受けて解体の話が出たのは3年ほど前。建物の所有者だった長谷川立興さん(千葉県在住)は「父から譲り受けた建物であり何とか残したいと思ったが、老朽化による事故などが危惧されたため解体を決断した」と当時を振り返る。

 市内の歴史的建造物の調査に携わった室蘭工業大学の武田明純助教は「使い道を明確にしないと、古い建物を残していくのは難しい。まちづくりの中でこのような建物の活用を考える取り組みを活性化させていくことが、今後重要になってくる」と建築物保存の課題を指摘している。

 市内で歴史的建造物の保存を推進している蘭歴建見会の吉田幸恵会長は「当時の生活や時代の変化をうかがわせる貴重な建物だっただけに解体は残念。会でも活用案を考えたが、どれもしっくりこなかった」と話す。同会では、まち歩きなどを通じて市民に歴史的建造物の価値を知ってもらうことで、保存へのきっかけづくりを模索している。

昨年11月に解体され、更地となった建物跡地

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