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日高報知新聞

鹿皮利用の生薬素材製造

【新ひだか】東静内の旧静内第二中の利活用について、町の廃校舎等プロポーザル(企画提案)に1件の応募があり、町はこの事業者を利活用候補者に決定し、12月27日に賃貸借契約を結んだ。鹿皮を利用した生薬素材の開発・製造と地域交流多目的施設として2月から利用する。

 旧静内第二中は、生徒数の減少から静内中に統合し、平成26年度末に閉校。現在まで利活用が進まず、保有しているだけで電気料や水道料、法定点検代などが発生。昨年度の維持管理費は約77万2千円かかった。

 早期に解決に向け、民間企業のノウハウを活かすため、プロポーザルを募集。昨年11月7日付で東京都港区の北海道鹿美健(亦部章弘代表取締役)から応募があり、町では申請書などを審査し、登記情報と証明書などを確認。事業内容も良好に整理されていたため応募申請書を受理した。

 11月10日にプロポーザル締め切り後、町議会総務常任委員会に報告し、東静内地区の2自治会と協議し、同22日に東静内会館で説明会を開催した結果、出席者にこの提案を進めることについて了解を得た。同25日配布の町広報にも提案資料を東静内地区全戸に配布している。

 これらのことから提案を受け入れることとし、事業の公益性と地域社会の経済などへの効果性を踏まえ、不動産購入を前提とした賃貸借契約(3年間)により、貸し付けることに決めた。

 事業内容は、害獣対策で捕獲されたエゾシカの皮や骨を有効に利用し、生薬の開発・製造を行い、国内のほか、中国や韓国のアジア圏への販売を目指す。原料は新冠町でエゾシカ専門の処理加工と販売を手掛ける北海道食美楽から調達する。

 準備期間として2月1日から7月31日までの6カ月の契約で、校舎の用途変更の承認申請や、消防設備・電気設備・給排水衛生設備などの査察を確認。さらに、生薬素材の製造レシピ、条件開発や廃水、その他で周囲の環境に影響がないことを確認し、本格的な事業開始に備える。

 土地と建物貸付料は月額3万6785円。契約期間中に発生する維持管理費は北海道鹿美健が全額負担する。8月1日から3年間の本契約に移行する予定。  使用部分は校舎周辺と校舎1階の理科室、準備室・放送室、給湯室、宿直室、トイレの5室。当面の従業員数は3人で、事業拡大と共に増員する方針。

 北海道鹿美健のプロポーザル説明資料によると、事業開始初年度は現場オペレーションの確立と安定化を優先。2年目は鹿皮に加えて新たな部位(骨予定)を用いた素材の開発・製造を目指す。3年目は鹿皮や骨などの利用に加えて、生薬栽培を開始し、単年度で黒字決算を見込んでいる。

 この時期に4年目以降の賃貸借契約の見直しについて、購入を前提に検討の上、会社として判断、結論を出したいとしている。

 町の廃校舎等プロポーザルによる利活用は今回が初めて。残りの7校舎についても引き続き、利活用を希望する事業者などを募集する。

2月から利活用されることが決まった旧静内第二中校舎

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