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根室新聞

新年度予算編成詰めへ 市長査定始まる【根室】

予算編成について説明を受ける長谷川市長(右)

 30年度予算編成の終盤を迎え、長谷川俊輔市長による理事者査定が26日午前9時半から始まった。長谷川市政3期目最後の予算編成で、財源不足の中、昨年に引き続き好調なふるさと応援寄付の活用で、子育て支援や人口問題をはじめ多くの課題にどう取り組むか、注目される。予算規模は171億円台と29年度を上回る見通しだ。なお、新年度予算発表は2月22日に行う。

 根室市の予算編成は昨年11月の「予算編成会議」を経て本格化。前年度比4億円増の17億9,700万円と多額の財源不足が見込まれる中、編成方針では、引き続き経常費の「完全割当方式」、臨時費は「枠配分方式」を導入し、財源不足の圧縮を図った。

 12月18日に締め切った各課からの予算要求額を積み上げた結果、経常費・臨時費を5パーセント削減した枠配分の実施などから財源不足額は29年度より3億4,000万円ほど圧縮して10億1,400万円まで切り詰め、さらに理事者査定までの約1カ月間、財政課による査定でさらに五億8,000万円を解消。最終的な財源不足額は4億3,400万円と、前年度より4,300万円増となっている。

 理事者査定では、財政課からこれまでの編成作業について説明を受けた後、重点施策などを中心に、経常歳出について理事者の考えを予算に反映させるほか、40億円が見込まれるふるさと応援寄付の取り扱いや減債、財政調整基金の取り扱いなどを協議した。

 なお、30年度当初予算規模は、171億円台となる見込みで、前年度当初比約1億5,000万円、0.8パーセント前後の増額となる見通し。ふるさと応援寄付の予算計上を従来の直接予算計上から同応援基金にいったん積み立ててから充当する方法に変更。30年度は6億円を予定している。同予算計上方法の変更がなければマイナス予算となる。

 このほか、主な増要因としては新規事業で沿岸漁業振興対策事業(ホタテ稚貝の放流など)と消防車両整備事業でそれぞれ8,000万円程度を見込んでいるほか、減要因では仮称・落石ふるさと館整備事業の本体工事終了に伴い約2億9,000万円が減額となるほか、病院会計支出金で約1億5,000万円、総合文化会館整備事業で約1億3,000万円が減額となる。

 年度間調整財源の財政調整基金の28年度末残高は約16億3,100万円で、財政課では「繰り入れを見込まない予算に向け編成作業を進めてきたが、最終的には減債、財政調整基金の繰り入れで補てんせざるを得ない」としている。

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