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根室新聞

"室根"へ5年目「北方領土の日」に向け啓発資料を送付【根室】

室根図書館へ送った北方領土の資料を紹介する志和会長

 逆さ地名が縁で岩手県一関市の室根町と交流する「根室・室根交流の会」(志和秀春会長)は、2月7日の北方領土の日へ向けて、室根図書館へ北方領土啓発資料など合計604点を送った。資料の送付は5年目。室根側は4日に初めて「ジョバンニの島」の上映会を開くほか、6日の北方領土返還要求岩手県大会には室根側の会員も駆けつける予定で、志和会長は「世論喚起の波を、室根からも」と、返還運動の浸透に期待を込めている。

 室根図書館へ贈ったのは、千島連盟提供の配布用パンフレット「わたくしの『北方領土』」、「わたしの『ほっぽうりょうど』」の各200部と、啓発用ボールペン200本。このほか、根室教育研究所提供の「地域素材の効果的な教材化(北方領土を使った学習)」、北対協提供の「故郷の島たらく『四季と生活』(北方領土デジタル紙芝居)」を同館の蔵書として活用してもらう。

 同館には平成26年から「根室コーナー」を設け、北方領土関係の資料や根室の市勢要覧、観光パンフレットを常設して町民の利用を呼び掛けている。設置日が2月7日の北方領土の日であったことから、特に領土問題を広く知ってもらおうと年に一度資料を追加・更新している。

 室根側の交流の会は根室とのつながりを大切にする中で、今年初の試みとして「ジョバンニの島」上映会を4日に室根曲ろくふれあいセンターで開くことになった。事務局の金森勝利さんは「根室の人たちがどんな気持ちで返還運動しているのか、これを見れば分かるはず」と話し、一関市内の小中学校へ案内を出すとともに入場無料にして広くPRしている。

 北方領土の日前日の6日には、北方領土返還要求運動岩手県民会議が主催する返還要求岩手県大会へ会員らが参加する予定。原点の地・根室から離れた地でも返還を求める声が発信されていることに対して、志和会長は「室根でも多くの人に理解を深めてもらうことは大変心強い」と、話している。

 一通の手紙を介して知り合った根室と室根。逆さ地名が取り持つ縁で平成11年に交流が始まり、1,000キロメートル以上ある距離のハンディを乗り越える活動は来年で20年を迎える。今年も相互のスポーツ大会参加や物産品交流をはじめ、会員の往来を計画しながら友情を深める。

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