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苫小牧民報

胆振沖のスケトウダラ不漁 前年比4割減、単価も上昇

苫小牧漁港区に荷揚げされたスケトウダラ=31日午前6時すぎ

 胆振太平洋沖の今シーズンのスケトウダラ刺し網漁が振るわない。漁が始まった昨年10月から今月22日までの胆振海域全体の漁獲量は、前年同期と比べ4割減となり、記録的な不漁となった昨シーズンをさらに下回っている状況だ。漁は3月ごろまで続くが、漁業者らは先行きに不安を募らせている。

 道の集計(速報値)によると、胆振で漁が始まった昨年10月から今月22日までの漁獲量は6865トンで、前年同期の6割程度にとどまっている。月別で見ると、昨年10月は3000トンで前年同月の2・4倍と出だしは好調だったものの、11月は1199トン(15%減)、12月は1557トン(67%減)と落ち込み、1月は22日までに1109トン(65%減)と不漁が続いている。

 このうち、苫小牧漁協も苫小牧沖での漁が振るわず、今期は30日までの漁獲量が1454トンで、前年同月比で4割減という。

 水揚げ量の少なさから価格は上昇。胆振での1キログラム当たり平均単価は昨年12月で188円(前年同月143円)、今月は172円(同96円)と高騰している。原料の仕入れ値上昇に水産加工会社は悲鳴。白老町のカネシメ松田水産は昨年11月から、虎杖浜産たらこの人気商品「きれこ」(300グラム)を200円アップの2000円(税別)に値上げした。松田幸男社長は「仕入れ値が1割以上アップしたため、やむを得ず値上げに踏み切った。それでも原料の確保が難しく経営も厳しい。不漁が続けばどこまで耐えられるか」と不安は尽きない。

 苫小牧市花園町の魚屋佐藤では、加工商品の仕入れ値が上がり、乾物の棒鱈(ぼうだら)を1本160~180円で販売。「2年前は100円程度だったので、買い控えも目立つ」(佐藤勝雄社長)と言う。

 不漁の背景として、道立函館水産試験場は「成熟した4~7歳魚の資源量そのものが少なく、稚魚が水温の低さによる死滅や他の魚に捕食されている可能性がある」と指摘。今月中旬の調査では、胆振海域の魚群の反応が2004年以降で過去最低だったという。また、岸に近づく魚群も少なく「漁が難しい状況になっている」と分析する。

 一方、昨年12月に漁がスタートした日高海域では、今月28日までの漁獲量が4616トンと、昨シーズンの1・6倍の多さ。日高では水揚げが好調な要因について、同水産試験場は「ここ数年、1月に入ると魚群が日高寄りに移動する傾向にある」と説明する。

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