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室蘭民報

室工大生有志の企画、100円朝食で早起き効果【室蘭】

朝食の準備を行う室工大の学生

 室蘭工業大学(空閑良壽(くがよしかず)学長)の学生有志のボランティアが、同大で初めて実施した100円朝食の提供。他の大学では学生主体ではあまり例がなく、同大の多くの学生が温かい朝食を食べ、講義に向かった。早起きした人も多く一定の成果があった。市内の外部団体からも今後の在り方が注目されている。

学力の向上

 タイトルは「室工大生プレゼンツ応援あさごはん」。同大の小島彩瑛さん(情報電子工学系学科4年)らが受講した「青少年と文化」で調査した結果、66・0%が朝食を取っていなかった。

 朝食の提供は1月31日~2月2日。学生らは毎朝午前3時から市内の飲食店で準備を進め、150食分を用意していた。メニューはカレイの煮付けをはじめパンやミネストローネなど、和食と洋食を日替わりでバランス良く組み立てた。

 3日間で延べ266人が利用。アンケートの結果を見ると7割ほどの学生が、この朝ごはんを食べるために早く起きたとみられる。

 目的の中には、朝食を取って試験勉強に臨んでもらうことで、学力の向上に貢献するという項目もあった。「今回の企画が一つのきっかけになってほしいと思っていた。試験期間中でもあったのでその狙いは達成できている」と小島さんは強調する。

負担が課題

 一方で課題も明らかになった。「調理に協力していただいた飲食店のマスターの負担が大きく、学生にも無理がないように、在り方を検討しなければいけない」などと指摘した。

 これまでに酪農学園大など、学生食堂や大学側が主体となって行うことがあったが、学生主体の提供は全国でもあまり例がない。「魅力を感じ、やる気が出るプロジェクトにしてメンバーを固め、後輩に引き継ぎたい。数年継続して、学生の勉強の環境を整えるために実施していることを大学側にも認識してほしい」と小島さんは協力を促していきたい考えだ。

 同大の阿知良洋平講師(教育学)は学生の衣食住のサポートを行う重要性を指摘し、「食に関心を持っている学生が取り組みを形にした。プロジェクトチームにとっては良い経験になった」と評価する。

 室蘭市食生活改善推進員協議会の江畑幸子会長は個人的な意見と前置きした上で「朝食を食べなければ脳の働きも鈍くなるので、抜いてほしくはない。今回の取り組みは大変素晴らしいと思う。今後、レシピ作りなど協力できることがあれば連携したい」と話した。

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