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室蘭民報

イタンキ海水浴場閉鎖へ、36年の歴史に幕【室蘭】

閉鎖となるイタンキ海水浴場

 室蘭市は、イタンキ浜海水浴場を2017年度(平成29年度)で閉鎖する方針を固めた。市の行財政改革の一環。天候不順で遊泳日数は減り維持コスト面から税を投入して運営するメリットがないと判断した。夏季の波が穏やかな日は家族連れでにぎわい、サーフィンの中心地として知られた場所は、開設36年で役目を終えることになる。

 同浜海水浴場は、地球岬北東に位置し、太平洋に面する1・7キロの砂浜海岸。日本の「渚(なぎさ)百選」に指定され、乾いた砂の上を歩くと「キュッ、キュッ」と音が鳴る希少な「鳴砂」の名所としても知られる。

 ビーチは1981年(昭和56年)に市民の余暇と健康増進を目的として開設された。来場者は最盛期の83年に19万9千人を記録したがその後減少が続き、93年には3100人まで減少。2016年(平成28年)シーズンは1万2千人台だった。遊泳期間のうち17年の遊泳可能日はゼロ。16年も2日にとどまった。

 管理運営費はシーズン約750万円。オープンに向け毎年電気設備などの「固定費」がかかるほか、遊泳できない日でも監視員の配置が必要となる。「2年連続で遊泳日が1桁となり今後、海水浴場を続けても変化は見られない」(市観光課)と判断した。

 イタンキ浜海水浴場を巡っては市議会でも「閉鎖」、「継続」の議論が繰り返されており、「引き潮が強くて海水浴場には不向き」との指摘もあった。

 今後「遊泳禁止」を知らせる看板を2カ所設置するほか、海水浴場閉鎖を広報紙や学校、ラジオ放送などで周知する。市は「電信浜児童遊泳場や絵鞆臨海公園親水護岸などを利用してほしい」と呼び掛けている。

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