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根室新聞

四島交流等従来どおり継続 代表者間協議で基本合意【根室】

 北方四島代表者間協議が1日、ロシア・サハリン州ユジノサハリンスク市で開かれ、今年の四島交流事業、墓参、自由訪問等の実現に向けた実務的な協議で基本的方針を確認した。協議では四島交流(ビザなし)は日本側から9回、四島側から6回とし、実施期間については今年も5月から10月の間とすることで基本的に合意。元島民がふるさとを訪れる北方墓参は前年同様の3回、自由訪問も同じく7回行う計画だ。

 新年度の実施計画を決める代表者間協議は、独立行政法人北方領土問題対策協会、北方四島交流北海道推進委員会、北海道、千島歯舞諸島居住者連盟の日本側代表団とロシア側から露日国民ビザなし渡航実行委員会などの代表が来訪して行われた。

 日本側からは北対協の木村友二事務局長、道推進委員会の喜多廣会長、千島歯舞諸島居住者連盟の大川健一事業統括部長のほか、道およびオブザーバーとして内閣府、外務省が出席。ロシア側からは露日国民ビザなし渡航実行州委員会議長のイリーナ・パラエヴァサハリン州経済発展省副大臣をはじめ四島代表者ら30人が出席した。

 協議では、双方は四島交流の重要性を再確認し、事業を従来同様継続していくとの基本的方針を確認。今年も5月から10月までの間に日本側から四島への訪問を9回(延べ520人)、四島からの受け入れを6回(延べ339人)行う。

 ビザなし交流の枠組みで、このほかに専門家団体等が実施主体となって動植物や歴史文化、医療など分野別に交流する専門家交流として、日本側からの訪問を7回、四島側からの受け入れを4回行う計画。このうち四島側は前年より1回少なく、前年まで行われていた地震火山の専門家交流が減った。また、新年度の四島への日本語講師派遣事業は行わない。

 北方墓参は7月下旬に多楽島(フルベツ、ヒラリウス)、8月上旬に国後島(泊、東沸)、9月中旬に択捉島(留別、ポンヤリ、年萌、オンネベツ)へそれぞれ65人、計195人が訪問することで提案。いずれも過去に訪問したことのある地域だが、実施主体の道は「提案した内容についてはロ側と一致できていない部分もあり、引き続き調整していく」と話している。

 千島歯舞諸島居住者連盟が実施主体となる自由訪問は、5月中旬から9月上旬までに7回を計画。訪問地は色丹島が1回で3カ所、択捉島が4回計8カ所、国後島が1回2カ所、志発島が1回1カ所で、計455人が参加する見込みだ。

 なお、各事業の期間や人数等など具体的な内容については、今後の外交当局間の交渉によって変更となる場合もある。

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