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日高報知新聞

大野克之氏が出馬表明

【新ひだか】4月10日告示、同15日投開票の町長選挙に向け、町出身で前道農政部競馬事業室長の大野克之氏(59)が6日、静内吉野町1の事務所で記者会見を開き、「ふるさとは非常に大切なもの。40年近く他のところを見てきたが、帰るふるさとが無いと年をとったときに行き場所が無いような気持ちになる。ふるさとの皆さんから(出馬しては)どうだという話をいただき、悩んだがこの場に立つ決意をした」と正式に出馬を表明した。

町長選挙への出馬を表明した大野氏(中)

 大野氏は、町民有志による「より良い街づくりを考える会」(田中裕之代表)が中心となって擁立。2月28日に道職員を退職し、出馬に向けて準備を進めてきた。

 まちづくりの基本を「町民の皆さんの声を大切にするところから始まる」とし、開かれた町政、説明責任を果たせる町政、活力あふれる町政の実現を目指し、基幹産業の強化と新分野の産業創出、防災対策の強化、子どもたちの健全育成、誰もがゆとりと生きがいの持てる地域社会づくり、自然と人が共生する環境を生かしたまちづくりを進める。

 会見で大野氏は「ふるさとに恩返ししたい」とし、自身が大切にしている3つの〝わ〟として①和~互いのことを知りながら、助け合いながら心通うような人間関係を作る②輪~人間関係ができると互いに手を結びながら1つの方向へ進むことができる③環~2つの〝わ〟を成し遂げることで循環型経済、社会、環境に配慮した生活が成り立っていく。それが新ひだか町の発展の礎になり、日高管内の発展につながっていく―と説明した。

 町長選には現職の酒井芳秀氏(73)が4選を目指して出馬を表明しており、一騎打ちとなる公算が高いが「(選挙戦の)具体的な争点は考えていない。みんなでどんな町をつくるのか、どんなことをやるのかという仲間意識を高めていきたい」とし、道職員としての経験については「道も町も基本的にやっている中身は同じだが、大きく違うところは町職員は住民に直接接していること。町民の皆さんの要望に対して着実に動くことができるし、臨機応変にスピード感を持って取り組むことができる」と話した。

 JR日高線については「町が単独でどうにかする問題ではなく、日高管内が一丸となって協議しながらまとめること。当選したら各町長とも話し合い日高としての方向性を出すべき」と話した。

 後援会は会長団(上水典明代表)、幹事団(小倉正信代表)と顧問団を組織し、10日に事務所開きを行う。

 大野氏は昭和34年1月3日生まれ。静内高卒業後、昭和53年から道職員として旧日高支庁に採用され、以降は農務部畑が長く、管内関係では平成8年に日高支庁農務課企画調整係長、21年に農政部参事として北海道軽種馬振興公社に派遣され、門別競馬場のナイター開催などに携わった。27年からは農政部競馬事業室長として、ホッカイドウ競馬の運営にかかわってきた。

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