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日高報知新聞

酒井氏と大野氏の対決か

【新ひだか】4月22日の任期満了に伴う町長選挙の告示(10日、投開票15日)まであと1カ月となった。現時点で出馬を表明しているのは、現職で4選を目指す酒井芳秀氏(73)と前道農政部競馬事業室長の新人、大野克之氏(59)の2人。ほかに出馬に向けた動きが見られないことから、8年ぶりの選挙戦は一騎打ちとなる公算が濃厚だ。

 酒井氏は昨年12月の町議会定例会の一般質問で4選出馬を表明。2月23日に公約を発表し、3月4日には静内御幸町1に後援会事務所を開いた。現職として多忙なことから、英子夫人が代わりに町内を回り、酒井氏も公務終了後に合流して一緒に支持を呼び掛けている。

 後援会幹部は酒井氏について「これまでの選挙と変わらず、限られた時間の中で精力的に動いている。支持母体として後援会組織があることが強み」と話す一方、「手応えはあるが、相手候補の出方や政策も具体的には分からない状況。対立点がないのでかえってやりづらい面がある」としている。

 町内出身の大野氏は町民有志で組織する「より良い街づくりを考える会」からの出馬要請に、悩んだ末に「ふるさとに恩返しがしたい」と2月中旬に受諾。28日に道職員を退職して3月6日に出馬を表明。10日に静内吉野町1に後援会事務所を開く。

 現在は顔と名前を覚えてもらうために朝から夜まで町内をこまめに回り、地域の実情を聞いた上で公約をまとめる作業に入っている。

 後援会幹部は「町に閉塞感を感じている人は多い」とし、大野氏については「若さを瞬発力に臨機応変に対応し、新しい発想で町政を担ってくれるのではと期待する声が多い。まずは顔を見てもらって話をすることが大切なので、大小を問わず地域での会合を開けたら」としている。

 今回の町長選は2月末になって選挙戦になることが確実となったこともあり、準備期間がほとんどない短期決戦。両陣営とも決起集会の日程が決まらないなど体制が整わないまま選挙戦に突入している。政策的に主だった争点も今のところ見当たらず、今後の活動については手探り状態が続いている。

 こうした状況を受け、日高中部青年会議所では広く町民に選挙への関心を持ってもらおうと、4月8日に静内エクリプスホテルで公開討論会の開催を企画。9日に酒井、大野両氏に参加を依頼する文書を提出した。

 ちなみに、8年前の平成22年4月18日執行の町長選挙では、現職の酒井氏が9431票を獲得し、新人の巻宏氏の6898票を破り再選を果たした。前回26年は無投票で酒井氏が3選。

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