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日高報知新聞

猿留山道の紀行文

【えりも】町郷土資料館主催の「第4回ほろいずみ・かふぇ」が8日、20人が参加して同資料館で開かれた。今回は第2回に続く「猿留山道の紀行文を読もう!」の~猿留山道にまつわる人物から~の逸話について、交互に朗読しながら語り合った。 

 江戸時代の測量家の伊能忠敬が、寛政12年(1800)に全国測量の最初に20人を引き連れて東蝦夷地の猿留・様似山道を測量(歩測)している。

 伊能は様似から海岸を歩き、幌泉(えりも町本町)には暗くなってから到着。わらじがことごとく破れて裸足だったので、その際、御用提灯を持って出迎えられたときは、俗に言う「地獄に念仏」であったと記録している。

 幌泉、猿留(目黒)では、星の位置から緯度・経度を計測。伊能忠敬の日本地図には襟裳岬が描かれているが、伊能は猿留山道を通ったため、襟裳岬は通過しておらず、伊能の地図には「不測量」と書かれている。

 襟裳岬が描かれたのは、後の文化6年(1809)にサハリン(樺太)を測量して、サハリンが島であることを確認し、隣接する海峡が「間宮海峡」と命名された間宮林蔵が測量したデータを活用したと考えられている。

 保呂泉(幌泉)場所大概図では、えりも町史の記録や同資料館が平成15年に発刊した「ふるさと再発見シリーズ3」から、会所には支配人・帳役・通詞・番人など12人、出稼ぎ人13人が滞在し、磯舟45艘、馬23頭などがあったことなど、当時の幌泉の概要を垣間見て、参加者らは往時に思いを馳せていた。

資料館では、今年の「北海道150年」応援事業と、猿留山道と様似山道が2月13日に「国の史跡」に指定されたことを記念し、6月23、24日に、「2018猿留山道を歩く会」と兼ね、「第27回全道フットパスの集い」の開催を計画している。

猿留山道の紀行文を読みながら語り合う参加者

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