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室蘭民報

井上角五郎を知ろう…「室蘭の製鉄業の祖」没後80年【室蘭】

今年室蘭市内では〝鉄のまち〟の礎を築いた井上角五郎にスポットを当てた事業が盛んに行われる

 〝鉄のまち室蘭〟の礎を築いた井上角五郎(1860~1938年)にスポットを当てた歴史講座や演劇公演、祭り、ガイドブック発行が今年、室蘭市内で盛んに行われる。北海道命名150年と角五郎没後80年の節目にちなみ、市民団体らが力を入れている。先人の偉業や歴史を振り返り、広く発信し「未来に向けた一歩を踏み出せたら」と郷土愛と熱意にあふれている。

 角五郎は広島県出身で福沢諭吉の書生(慶応義塾生)となった。朝鮮政府の顧問や政治家、実業家として手腕を振るった。「製鉄業こそが近代化の根幹」と考え、1907年に日本製鋼所、2年後に北炭輪西製鉄場(現新日鉄住金室蘭製鉄所)を設立。「室蘭の製鉄業の祖」と呼ばれる。

 むろらん100年建造物保存活用会(村田正望代表理事)は25日午後1時から、室蘭市中央町2の雑貨ミニマムで、歴史講座「室蘭を作った人たち」を開く。室蘭の黎明(れいめい)期である明治初期を中心に、角五郎など室蘭を訪れ、発展に貢献した先人たちを紹介する。参加費は300円。問い合わせはミニマム、電話0143・57局4172番へ。

 さらに同会は2015年(平成27年)3月に製作した、角五郎を中心としたガイドブック「むろらん歴史街歩きガイド」を年内に再発行する。9月にはイベント「角ちゃん祭り」を開催し、歴史講座や関連雑貨販売、飲食、コスプレパレードなどを実施する計画だ。

 室蘭の舞台公演支援団体・室蘭VOXは6月16、17の両日、輪西町の市民会館で演劇公演「鐵の人―室蘭に製鉄・製鋼所をつくった井上角五郎の半生」を実施。脚本は東京在住の脚本家で、ウルトラマンシリーズも手掛ける柳井祥緒さん(38)=劇団・十七戦地所属=が担当する。今月10、11の両日に来蘭し、まち並みや工場の見学などを行った。

 キャストは室蘭市民ら10~15人を予定し、4月15日には市民オーディションを行う。詳細は室蘭VOXのフェイスブックなどを通じて発信する。問い合わせは事務局、電話0143・83局6854番(ナニナニ製菓内)、庭山貴行さん、携帯電話080・4359・0355、メール(info@muroran-vox.com)へ。

 このほか地方史研究に取り組み、角五郎に関する私家本を発行している市内八丁平の伏木晃さん(76)も個人で講師活動を行っている。問い合わせは自宅、0143・45局4354番へ。

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