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日刊留萌新聞

増毛駅の改修が完了 歴史伝えるモニュメントも

 

開業当時の広さに復元された旧増毛駅駅舎(右)とホームに設置されたモニュメント「テルミヌスの願い」(左)

 増毛町が観光客が町内散策する際の拠点として活用するため、総工事費8千万円をかけ、昨年10月から行われていた旧増毛駅駅舎の改修工事が完了した。駅舎が大正10年の開業当時の広さに増築され、ホームには駅の歴史を伝えるモニュメントが設置された。22日にはテープカットなどを行う町主催のオープニングセレモニー、「地域に元気を!」を合言葉に町商工会、増毛漁業協同組合、南るもい農業協同組合、町役場の各青年部で構成する増毛町各青年部協働隊(成澤貫隊長)が主催する完成記念イベントがそれぞれ企画されている。    駅舎の増築、改修は、地方創生の観点から効果の高い施設の整備について事業費の2分の1が補助される国の地方創生拠点整備交付金対象の増毛駅再生拠点整備事業「鉄道廃線の増毛駅舎を活用した地域ブランド形成プロジェクト」の一環。

 改修工事では、売店とトイレを除き62.63平方メートルだった駅舎の床面積を増築。駅舎をホーム側に52.20平方メートル増築し、114.83平方メートルの広さになった。半分以上の柱を築約100年の開業時の木材を使い、照明は蛍光灯から天井からつり下げるタイプに変更、屋根や窓も改修し、昭和56年公開の映画「駅 STATION」が撮影された当時に近い形に復元した。

 増築部分は鉄道など駅舎の歴史的資料の展示、地域、観光情報の発信基地として活用するなど、多くの人が集えるコミュニティースペースにするため、来週中にベンチなどを設置し、準備を整える。

 ホームには、同プロジェクト効果促進事業として、JR札幌駅の「星の大時計」などを手掛けた彫刻家五十嵐威暢(たけのぶ)さんが「駅の神様」をイメージしたモニュメントを設置。モニュメントの名称は「テルミヌスの願い」。テルミヌスは「ターミナル」の語源となったローマ神話に登場する神。3月20日の設置作業には五十嵐さんも立ち会った。

 線路と駐車場との境界には、駅舎とホームの展望を楽しめる枕木を使った幅約3メートル、長さ約50メートルの通路が作られた。

 また、改修工事のため、同駅舎内の店舗を町畠中町1丁目の「ましけマルシェ」内に移して営業していたぐるめ食品株式会社(本社・増毛町、村井良泰社長)の「孝子屋ぐるめ食品旧増毛駅直売店」は、14日から同駅舎内での営業を再開する予定。

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