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日高報知新聞

現職と新人の一騎打ちに

【新ひだか】22日の任期満了に伴う町長選挙は、10日告示、15日投開票の日程で行われる。立候補を表明しているのは4選を目指す現職の酒井芳秀氏(73)=無所属=と、元道農政部競馬事業室長の新人、大野克之氏(59)=同=の2人。町長選と日程が同じ町議会議員選挙は、定数を現行より4人削減して16人となり、現職17人、新人1人の計18人が立候補を予定している。町長選、町議選ともに選挙戦となるのは平成22年以来8年ぶりで、選挙権年齢が18歳以上に引き下げられてから初めてということもあり激戦が予想されている。

 新ひだか町の町長選は、旧静内町と旧三石町の合併直後の平成18年4月23日に旧静内町長の酒井氏が無投票当選。2回目の22年4月18日は、酒井氏と元町議会議長の巻宏氏の一騎打ちになり、酒井氏が9431票、巻氏が6898票を獲得して酒井氏が再選。前回の26年4月20日は酒井氏が無投票当選している。

 今回の町長選は、酒井氏が昨年12月町議会定例会の一般質問で出馬表明し、3月4日に後援会事務所を開設。

 一方の大野氏は町民有志による「より良い街づくりを考える会」の要請に応じて2月28日に道職員を退職し、3月6日に出馬表明。10日に後援会事務所を開設した。

 酒井氏は、4期目を自身の町政運営の集大成と位置付け、2月の大雪で被害を受けた農家への支援を優先公約に、財政硬直化から脱出し安定した財政運営へ向けて、町長給与の12カ月間3割削減や一般会計からの多額の繰出金に依存する特別会計事業の抜本的改善に着手する。さらに、1次産業や商工業の振興、循環器センター構想の計画策定と実施、防災行政無線システムの更新などを公約に掲げ、合併時に約500億円あった町の借金を現在は約360億円まで減らした実績を強調している。

 大野氏は、3つの〝わ〟(和・輪・環)を基本理念に、管内各町が広域で連携した町づくりを掲げ、町政運営の透明化や説明責任の徹底、1次産業の強化と地場産品の地域内消費、医療と介護・福祉の連携強化のほか、子どもを産める環境の整備として産科の新設・誘致の取り組みや新たな給付型奨学金の創設に強い意思で取り組む。大雪被災農家支援や河川の氾濫対策、住宅新築・リフォーム助成金のあり方検討も早急に進めるとし、町に新しい風を起こし〝ニュー新ひだか町〟を築き上げたいとしている。

 10日は、酒井氏が午前8時から静内御幸町1の選挙事務所で出陣式の後、8時半過ぎから事務所前で第一声。大野氏は午前8時半から静内吉野町1の選挙事務所で出陣式の後、9時半からピュア前で第一声をそれぞれ予定している。

 一方、町議選に立候補予定の現職議員は、細川勝弥氏(77)=無所属=、志田力氏(65)=無所属=、渡辺保夫氏(70)=無所属=、川端克美氏(65)=無所属=、木内達夫氏(65)=無所属=、北道健一氏(66)=無所属=、白尾卓人氏(51)=立憲民主党=、田畑隆章氏(68)=無所属=、畑端憲行氏(70)=無所属=、建部和代氏(64)=公明党=、池田一也氏(58)=公明党=、福嶋尚人氏(66)=無所属=、阿部公一氏(68)=無所属=、城地民義氏(71)=無所属=、下川孝志氏(65)=無所属=、谷園子氏(59)=共産党=、川合清氏(75)=共産党=の17人。新人は出馬を表明している本間一徳氏(63)=無所属=。

 定数を2人オーバーすることから選挙戦になることが濃厚になっている。10日は午前8時半から町選挙管理委員会で立候補届け出を行った後、それぞれの陣営の選挙事務所で出陣式を行い、町内各地区を遊説して町民に政策を訴える。

 町長、町議選とも立候補届け出の締め切りは午後5時。

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