パッチ選手権 30年の歴史に幕【陸別】

名人位を目指し、盤上の熱戦を繰り広げる参加者
今回で最後となる「第30回日産カップオールジャパンパッチ選手権大会in陸別」(実行委主催、日産自動車、陸別パッチクラブ、十勝毎日新聞社共催)が15日、町タウンホールで開かれた。陸別をはじめ、帯広や北見などから100人のつわものが集まり、熱気の真剣勝負で有終の美を飾った。
1989年に始まったパッチ(メンコ)の名人を決める大会。実行委メンバーの高齢化が進んだことから、30回を機に区切りを付けることにした。
競技は大、中、小20枚のパッチを制限時間内で取り合う。盤上から落とす「オトシ」と裏返す「カエシ」が勝ち技。予選、本選に続き、勝ち上がりの選手と前大会上位者による「名人位」決定戦が行われた。
“ガキ大将”さながらの鉢巻き姿の選手たちが「バシッ」という音とともに火花を散らす戦い。2位となる師範位の座をつかんだ片寄幸二さん(62)=音更町=は「長年出ているが、ベスト4入りは初めて。うまく流れに乗った。いつか大会が復活することを期待します」と話した。
司会を務めた実行委事務局長の浜田始さんは「精魂込めて30回やってきたという自負がある。寂しい思いと達成感も」と声を詰まらせた。
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