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日高報知新聞

アポイ岳山開き安全祈願

【様似】一帯がユネスコ世界ジオパークに認定されているアポイ岳(810㍍)の山開きと登山口のアポイ山麓ファミリーパークの14日オープンにあわせ、同日、町と町観光協会による安全祈願祭が行われ、シーズン中の無事故と無災害を願った。

 まだ雪が残るアポイ岳はゴールデンウィークごろから本格的な登山シーズンを迎える。同岳は国の特別天然記念物指定の高山植物群落でも知られ、平成27年秋のユネスコ世界ジオパーク認定により、認定後の登山者は1万人弱と年々増加している。

 春から夏秋にかけ、ヒダカソウやエゾコウゾリナ、サマニオトギリほかアポイ岳にしかない固有種を含め貴重な高山植物が花開く。今年も貴重な高山植物の盗掘防止など、登山者のマナー遵守をアピール。山麓にはキャンプ場やゴーカートなど、家族がそろって楽しめるファミリーパークも同日オープンした。

 安全祈願祭には日高振興局や浦河警察署、町議、陸上自衛隊静内駐屯地、町商工会、アポイ岳ファンクラブ、ボランティアサークルなどから約30人が出席。 「幸せをもたらすアポイの鐘」の前で神事による祈願を行い、出席者が祭壇に玉ぐしをささげ、シーズン中の無事故を願った。

シーズン中の無事故を祈願する坂下町長と関係者たち

 祈願祭のあと、坂下一幸町長は「世界ジオパーク認定後の登山者は増加している。10月に日本ジオパーク全国大会が予定され、多くの人に様似町を知ってもらいたい。無事故でシーズンを終えられるよう願っている」とあいさつし、出席者へ協力を呼び掛けた。

 14日午前の天候は肌寒く、登山者は少なかった。この日山頂に向かったアポイ岳ファンクラブの谷村利幸会長と自然保護監視員の信太富夫さんは「まだ山頂には雪が残り、気温差が大きく温かい服装と、早朝や夕方の登山はクマに遭いやすいので十分注意してほしい」と話していた。

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