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釧路新聞

野菜試験栽培順調、6月から出荷【釧路町】

 釧路厚生社のグループ企業「あぐりソリューション」(菅原泰裕社長)の通年型野菜生産施設(町トリトウシ)で、ベビーリーフなど葉物野菜やミニトマトの試験栽培が順調に進んでいる。昨年11月末に完成した施設では今年1月から栽培を行い、経験や技術を積み重ねてきた。並行してラッピングの対応や売り先との交渉を徐々に重ね、6月ごろをめどに市内の飲食店やホテル、青果卸業者などに生産物の売り込みを始める。

 野菜生産施設は、断熱性能を通常より高め、広さを最大限生かし、エネルギーを効率良く使うことができる全天候型複層エアーハウス6連棟で、面積は4032平方㍍。このうち4棟では、19列水耕栽培で葉物野菜を生産。2棟は道東初の特殊フィルム使用のアイメックシステムによる養液土耕栽培でミニトマトを作っている。室温や肥料の濃度などを管理する自動制御システムを採用し、安定的で高品質な生産ができる体制を構築した。

 菅原社長はこれまでについて「試行錯誤しながらも、おおむね順調に進んできた」と手応えを語る。社員2人、パート6人を採用し、ミニトマトは糖度8~9のフルティカ種、葉物野菜はベビーリーフ、サラダ葉、レタス系など10種類以上の品種を栽培してきた。

 今年度は顧客ニーズに応えるため、季節ごとにどの野菜が求められるのか、その味や堅さ、生産量、価格などを見極め、柔軟に対応できる体制を築き、2019年度は葉物野菜38㌧、ミニトマト10㌧の生産量を目指す。また、町と連携し「釧路町産」であることを強調するほか、学校給食での提供も視野に入れる。

 菅原社長は、釧路厚生社の中山勝範会長(同町出身)が長年抱いていた地域への恩返しの気持ちが施設建設につながり、その強い思いを引き継いだと説明。「そこが事業の原点であり核。釧路町の特産品として、その思いを伝えていきたい」と力を込める。

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