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根室新聞

酪農の6次化推進の伊藤☆牧場 レストラン新装開店【根室】

リニューアルについて説明する伊藤さん(右)とメニューを指導した貫田さん

 酪農の6次化に取り組む厚床明郷の伊藤☆牧場(伊藤泰通さん経営)の「レストランATTKO」が18日、リニューアル・オープンした。フード・ディレクターとしても活躍する貫田桂一シェフの指導で、グラスフェッドライスの「エスカロップ」などメニューも充実。伊藤さんは「根室市民にも食べに来てもらいたい」と話している。

 同牧場は平成24年に当時、根室・釧路管内初の6次産業化法(地域資源を活用した農林漁業者等による新事業の創出等及び地域の農林水産物の利用促進に関する法律)に基づく、農林水産大臣の認定を受け、牧場内に生乳の処理施設を整備するとともに、酪農喫茶「Grassy Hill」をレストランに改築。日本短角和牛を「あけさと和牛」としてブランド化し、レストランで提供してきた。

 今回のリニューアルでは、従来レストラン内で行っていた農に関する雑貨販売を同一敷地内の「ちいさな雑貨店 Étable(エターブル)」(旧酪農喫茶「Grassy Hill」)に移し(3月18日から先行オープン)、36席から48席に拡大。夏の繁忙期の混雑解消を図った。

 また、同認定によるアドバイザー派遣事業を活用し、食に関する指導・助言を行うヌキタ・ロフィスド代表の貫田シェフの指導を受け、メニューの改善に着手。この中で、牧草だけで育つ伊藤☆牧場の日本短角和牛の牛脂に着目。貫田さんは「道内でこんなにおいしい牛の脂はない」と太鼓判を押し、この牛脂を使ったライスを牧草飼育の意味を持つ「グラスフェッド」という言葉を使い「グラスフェッドライス」を生み出した。

 この「グラスフェッドライス」を、ビーフカツレツを乗せたオリジナルの「エスカロップ」(1,270円)のバターライスの代わりに使うことで、より優しい味の「エスカロップ」に仕上げている。このグラスフェッドライスは、塩分比率を高め、短角牛の肉が本来持つ旨味を凝縮させた貫田さん秘伝の技を使った「ハンバーグ・プレート」(910円)にも使っている。

 このほか、根室産のサケ、ホタテ、花咲ガニの「ミルククリームシチュー」(1,130円)やパスタ類を増やすなどメニューに工夫を凝らしている。  貫田さんは「世界に誇る食材がまだまだある。これからも少しずつメニューを変えるお手伝いをしていきたい」と話していた。また、伊藤さんは「貫田さんの指導で、牧場の特色を生かしたメニューを作ることができた」とし、市民の来店を呼び掛けていた。

 営業時間は午前11時から午後3時まで。定休日は毎週火・水曜日。

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