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苫小牧民報

日ハムBP構想、北広島に決定から1カ月 まちづくりは挑戦、上野正三市長に聞く

誘致活動を振り返り、思いを語る北広島市の上野市長

 プロ野球北海道日本ハムファイターズの新球場を核としたボールパーク(BP)の建設予定地が北広島市のきたひろしま総合運動公園(36.7ヘクタール)=共栄=に決定してから26日で1カ月を迎えた。上野正三市長は千歳民報社の取材に応じ、千歳や恵庭など石狩管内や南空知地域に向けて、「いろいろな自治体が関わってもらうのが一番良い」と協力への期待感をにじませた。課題となる現地への交通アクセスについてはJR北海道と球団の3者で輸送力強化の協議を進め、国道274号への接続も重視する方針を語った。

 ―3月26日の決定から1カ月をどう振り返るか。

 市民を挙げて誘致していたため大変な光栄なことだった。ただ、決まって終わりではなく、これからがオープンの5年後に向けたスタート。そう考えたら、喜んでばかりはいられない。

 ―周辺自治体との情報交換は。

 石狩管内と南空知の自治体に担当者が行って説明させてもらっている。球団も北海道と共に成長したい―とのことなので、球団の持つさまざまなものを各自治体に活用していただき、関わってもらうのが一番良い。オープンに近づけば、さらに周辺自治体との協議をしていきたい。

 ―千歳線の輸送力増強で沿線他市との連携は。

 5年後となると、あまり余裕はない。今のところJR北海道、球団との3者協議を立ち上げ、新駅を造るべく協議が始まる。協議の中で「他のところも」という話が出ればやるが、まだスタートしていない。まずは3者で十分議論していく。鉄路では技術的側面も含めて、JRに考えてもらって協議する。

 ―道との連携は。

 例えば都市計画やアクセス道路の問題が出てくるので、協議をしながら進めないとうまくいかないと思う。知事に配慮を頂き、(道庁に)プロジェクトチームができた。道路は旭川方面からも小樽方面からも、国道274号のアクセスが一番大事。北海道は車社会なので検討をしなければいけない。

 ―アウトレットパークなど民間企業を誘致したこれまでの経験は生かされたか。

 企業誘致では先方からさまざまなことが投げ掛けられる。相手方も社内協議が必要。回答が2日も3日もかかって出てくるよりも、すぐ答えることが重要だった経験があった。今回も時間的にスピード感をもって対応した。

 ―誘致で示した固定資産税や土地使用料減免の判断は。

 まちづくりは投資的な側面がある。過去もある程度の投資をして多くの方に来ていただいて、収益につなげてきた。例えば工業団地では固定資産税を2年間免除している。今回も将来のまちづくりを考えて先行投資した。

 ―プロ野球の球団本拠地としては最も小さなまちになる。

 市民の思いが大変強かった。北広島の歴史を考えると、先人の皆さんがチャレンジ精神をもって開拓をしてこられたのが原点と思う。そういう思いをしっかり引き継ぐということで「まちづくりは挑戦」だと思っている。

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