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根室新聞

3年目のサバ・マイワシ試験操業 採算性へ正念場【根室】

船主、関係漁協に対し行われた説明会

 ロシア水域でのサケ・マス流し網漁の代替漁法として実施される道東沖のサバ・マイワシの試験操業を前に27日、根室漁協で道による説明会が行われた。同漁には今年も根室、釧路、十勝、日高管内から19隻が操業を予定しており、漁期は5月1日から7月31日までとなっている。

 試験操業はロシア200カイリ水域流し網漁禁止に伴い、小型サケ・マス流し網漁船の経営安定、道東地域における経済への影響緩和を図るため、サバ類・マイワシを対象とした棒受け網漁法により代替漁業への転換の可能性を検証するもの。

 昨年の操業では、サバは5月~6月に道東沖より南側で漁場が形成されたことなどから数量が69トン、金額は417万4,000円。数量は計画のわずか1.1パーセントとなった。マイワシは数量が4,961トン、金額が3億815万8,000円。数量は計画を20.8パーセント(同6,266トン)下回ったが、前年に比べると22.9パーセント上回っている。

 今年の同漁には昨年同様、根室管内からは根室2隻、湾中2隻、歯舞4隻、落石4隻、釧路管内からは厚岸の3隻、十勝管内からは広尾1隻、大樹1隻、日高管内からは日高中央の2隻の計19隻が着業する予定となっている。

 調査期間は5月1日~7月31日まで。漁場は太平洋地先沖合海域。陸揚げ港は花咲、厚岸、釧路、十勝港の4港で、棒受け網漁の漁具、設備により行われる。

 説明会には船主、関係漁協職員などが参加。道水産林務部水産局漁業管理課許認可グループの吉村龍次主幹が「今後の新たな操業体制の確立に向け、効率的な漁獲もそうだが、鮮度維持、価格対策を含めて取り組みを進めてもらいたい」とあいさつした。説明会は非公開で行われ、実施要領の内容や操業上の注意事項の説明などが行われた。

 終了後には吉村主幹が取材に応じ、同漁は国のもうかる漁業創設支援事業を活用して5年間で計画され、このうち3年間は操業経費など一部が補助されて操業が行われており、補助を受けての操業は今年で最終年度となることから、「鮮度保持など、補助金なしで収益を上げられるような体制づくりに努めてほしい」などと話した。

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