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釧路新聞

「森の恵み」運行楽しみ/釧路駅で一般公開

 JR北海道釧路支社は4月30日、一般気動車を改造したシリーズ列車のうちの1両「道東 森の恵み」を一般に公開した。外装には東北海道地域の自然や動植物などをデザインしたラッピングが施され、内装には木材をふんだんに使用している。3日から根室線の釧路―新得間で定期運行される予定で、観光振興を通じた地域活性化に役立ちたいほか、「団体用の貸し切り列車としても利用してほしい」とPRしている。

 地域と連携して沿線の活性化に貢献しようと、JR北海道が所有する気動車キハ40形の4車両を「北海道の恵み」シリーズとして改造。それぞれ「道北 流氷の恵み」「道東 森の恵み」「道南 海の恵み」「道央 花の恵み」と名付け、各地域を定期運行する。豊かな自然など各エリアの特色をイメージした外装と、木材を使った内装が特徴で、改造費は1両当たり850万円。すでに「道北」がデビューしており、今回の「道東」は第2弾。その後は改造が終わり次第、随時運転を始める見込み。

 1981年1月に製造されたキハ40―1779車両を使った「森の恵み」は外装のデザインが左右で異なり、片側は森、川や草花、エゾシカやタンチョウなど、逆側には牧歌的な風景や牛、チーズやジャガイモなど、東北海道を代表する素材が描かれている。同社のアートデザイン企画室でデザインされた。内装は、木目の床や背もたれの一部に木材を使用。座席シート生地を変更し、地域の自然などを撮影した写真も飾られている。

 この日は、午前10時11分釧路発帯広行きの普通列車に連結された「森の恵み」が釧路駅2番ホームにお目見えし、約30分ほど公開。家族連れや鉄道ファンらが訪れ、外装を眺めたり写真撮影したほか、車内で椅子の座り心地を味わった。同支社からは特製のポストカードをプレゼントされ、笑顔で受け取っていた。訪れた人たちは「運転開始が楽しみ」「乗ってみたい」などと感想を話していた。

 この列車は、3日の午前6時6分厚内発芽室行きの普通列車で本格デビューし、その後は主に釧路―新得間で運転される。随時運用されるため、ホームページにダイヤが掲載される予定はないという。

 同支社では「多くの方に見に来ていただき、うれしい。この車両が地域活性化に役立てば」と期待。「団体貸し切りでも運用できるので、ぜひ利用してみてほしい」と呼び掛けている。

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