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名寄新聞

研究成果が米国専門誌掲載・市立天文台【名寄】

 なよろ市立天文台「きたすばる」、北海道大学などの研究機関、世界のアマチュア天文家で構成する国際研究チームが、2016年12月にアンドロメダ銀河に出現した回帰新星「M31N 2008-12a」の観測に成功。研究成果がアメリカの専門誌「アストロフィジカルジャーナル」に掲載された。

 今回の研究成果のポイントとしては、観測を通して新星研究を進展させることや、アマチュア天文家も協力して成果を挙げたことが強調されている。

 この回帰新星は世界中で観測しており、国際研究チームのうち日本チームは15人。なよろ市立天文台職員の内藤博之さん、渡辺文健さん、前台長で北大研究員の佐野康男さん、北大教授の倉本圭さんら、大学の教員や研究員をはじめ、アマチュア天文家4人もメンバーに加わっている。

 新星とは、白色矮星(わいせい)と恒星から構成する連星系に見られる爆発現象。爆発は周期性を持っていると考えられている。通常の新星は数万年に1回爆発するものであり、一生に一度しか観測できないが、回帰新星の「M31N 2008-12a」は1年に1回爆発するというかなり珍しいもので、最近は今年1月1日(日本時間)に爆発した。この回帰新星は08年に発見。それ以降、1年に1回爆発している傾向が確認され、観測、研究が進められている。

 内藤さんは「通常の新星は数万年に1回しか爆発しないので、素性が分からない。観測してきた回帰新星は年1回爆発するので、検証するチャンスが何回もあり、理論的に考えられる観測結果を得られた。観測するたびにいろいろな性質が分かる」などと語っている。

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