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苫小牧民報

怒髪天・清水泰次さん故郷で凱旋ライブ 4日「50歳生誕祭」北ガス文化ホール

「ずっと長く続け、メンバーやスタッフ、お客さんと一緒に大きくなりたい」と語る清水さん=1日に札幌市

 メンバー全員が北海道出身のロックバンド「怒髪天」(どはつてん)。ベースを担当する清水泰次さん(49)は千歳市出身で、少年時代を市内で過ごした。現在、バンドは道内ツアー中。50歳になる5月4日には「清水泰次50歳生誕祭」として、北ガス文化ホール(千歳市民文化センター)で凱旋(がいせん)ライブを行う。

 怒髪天はジャパニーズR&E(リズム&演歌)という独自のジャンルで活動を続ける4人組バンド。14年には日本武道館で単独公演し大成功した。

 50歳を迎える清水さんは20代冒頭まで千歳でアルバイトをしながら音楽活動をした。ベースを手にしたのは14歳。小学生のころから大好きだったというパンクバンド「アナーキー」に憧れて音楽を始めた。

 人生初のライブは中学生バンド「ザ・バースト」を組んでいたときに地域の会館で経験。「プロになろうとかではなく、ただ友達と遊んでいることが楽しかった」と懐かしむ。

 怒髪天への加入はボーカルの増子直純さんからの熱烈なオファーがきっかけ。当初はやりたい音楽のジャンルが違い断っていた。このときに背中を押してくれたのが、信濃小学校時代の幼なじみで、現在は共にユニットを組んでいるギタリスト・影山裕之さんだ。

 「怒髪天はこれから少しずつ人気が出て大きくなっていく。そうしたら音楽で食べていけるじゃないか」と後押ししてくれた。その影山さんとのユニット「GARAKUTA KOJO」(ガラクタコウジョウ)は、新富に作っていた秘密基地の名前に由来する。

 清水さんが小学生だったころは、地域に一面草むらが広がっていた。落ちている物品を集めて「基地」をつくった。丘もあり、そこから夕焼けを眺めていた。

 「秋になると、くぼみにでっかい水たまりができた。そこに何万匹というトンボの大群が来た」と話し、「もう残っていない景色だけど、奇跡的ないい場所だった。写真があったらもう一度見たい」と目を細める。

 怒髪天は1991年に上京するが、96年に活動休止。99年の再始動は、清水さんの呼び掛けだった。休止中に「怒髪天ではばかなことばかりやっていたけど、やっぱり楽しかった、と思うようになった」と話す。

 加入前は、怒髪天の大ファンでもあった清水さん。メンバーについて「家族、友人であり、良い先輩、そして偉大なミュージシャン」と誇る。

 「メンバーもお客さんも元気で、すべてが良くてみんなが喜んだ日のライブ後は、怒髪天をやっていて良かったと思える」と笑顔を見せる。

 4日の千歳公演は「50歳を迎え、一つの節目としてまた一から始めるつもりで挑みたい」。故郷に錦を飾る心持ちだ。

 清水泰次(しみず・やすつぐ)。1968年5月4日生まれ。千歳市出身。信濃小、千歳中、千歳高卒業。「怒髪天」ベーシスト。怒髪天は、84年に札幌でボーカルの増子直純さん=札幌市出身=を中心に結成。上原子友康さん=ギター・留萌市出身=、坂詰克彦さん=ドラム・幌加内町出身=、清水さんの順に加入し、現在のメンバーになった。91年に上京するが、96年に活動休止。99年に清水さんの呼び掛けで再始動。桃屋瓶詰のテレビCMにも出演し、2014年に日本武道館公演。千歳時代の友人でギタリスト・影山裕之さんとのユニット「GARAKUTA KOJO」でも活動中。7月11日には2年ぶりとなる怒髪天の新アルバム「夷曲一揆」(ひなぶりいっき)を発売する。

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