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根室新聞

四島渡航事業まもなくスタート 安全航海へ万全【根室】

沢口船長の案内で「えとぴりか」の安全点検を行う對馬部長ら

 四島への渡航事業を控え、根室海上保安部(對馬靖浩部長)は8日、根室港北地区マイナス5.5メートル岸壁で、四島渡航事業専用船の旅客船「えとぴりか」(1,124トン)の安全点検を実施した。

 旅客船「えとぴりか」は、平成24年から運航開始。ビザなし交流や自由訪問などの北方四島交流事業等で使用されている。根室海保は例年、法令順守のほか、乗組員に事業を開始する前の安全意識を高めてもらうことなどを目的に安全点検を行っている。今年は4月28日に広島県の呉を出港し、今月2日に根室港へ入港した。

 点検には、海上保安官12人が参加。2班に分かれ、船員免許など法定書類の点検のほか、厨房、旅客室、操舵室など船内や甲板各所を回り、救命胴衣、救命いかだや消火設備などの点検を行った。

 点検終了後には對馬部長が「ただいま職員による書類設備等の点検を行いましたが、指摘事項はありません。私も船内の隅々まで整備が行き届いていることを確認しました」と講評し、「まもなく今年度の事業が開始される。これから濃霧の季節、夏には台風の季節になるが、気象、海況の把握に努め、乗船者の安全を最優先した運航に努めてほしい」と述べた。

 また、沢口巨樹(なおき)船長(42)は「運航開始から事故なく航海できているのは乗客、保安部、地域の皆さんの協力を頂いての結果。できる限り成功するよう天候、気象、海峡等をしっかり把握しながら安全航海に努めていきたい」と話していた。

 同船は、今月11日から予定されている色丹島への自由訪問から渡航事業に使用される。

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