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日高報知新聞

高校通学費全額助成

4月からJR静内駅―静内農高間で運行している町有バス

【新ひだか】町は4月から高校通学に係る交通費の支援事業を一部助成から全額助成へ拡充し、新たに静内農業高通学に係る町有バスを運行している。

 高校通学費助成事業の拡充については、これまで「JRと道南バス(JR静内駅―静内農業高間)を使用している方」(定期券の月額から1万円控除した額)と、「公共交通機関を利用することが困難である地域に居住していることにより、自家用車を使用している方」(通勤手当の倍額から1万円控除した額)の2区分により助成を行ってきた。

 昨年6月28日付で静内、静内農業両高校長から、生徒に対する支援の拡充を求める要望書の提出があったことから、今後の事業の在り方を検討し、今年度からはJR(代行バス)を利用する経費については「全額助成」とした。

 さらに、実施に当たって高校、生徒と保護者の負担を軽減するとともに、各種事務手続きの簡素化を図るため「JR6カ月通学定期券を年2回に分けて現物給付」する手法で実施している。

 このため、生徒と保護者については定期券購入に係る経済的負担がなくなるとともに、定期券は町教委・高校を通じて給付することから、定期券購入に係る時間的負担も軽減できている。予算額は680万円で、今年度前期は静内高46人、静内農高12人の計58人が支援事業を活用している。

 また、静内農高通学バスの運行については、これまで道南バスが運行していた「静内駅前」から「農業高校」までの区間について、町有バスを使用して通学バスを運行することにより、生徒と保護者の負担軽減を図り、同校への進学を支援する。予算額は約800万円。

 同校の要望に応じて、これまでの登校1便、下校3便から部活動が十分にできるように、午後7時に同校を出発する便を増加した。

 町教委によると、静内農高の学校要覧から年間を通してバス使用40人、冬期間バス使用18人となっており、これに10人程度の増員を期待し、68人の利用を見込んでいた。ただ現状は運行開始から毎日80人程度の利用があり、これまで定期券の購入(1カ月1万8360円)を控えていた生徒もバス利用に移行したと考えている。

 静内農高の菊地誠教頭は「金額的な負担も減ったため、バスが利用しやすくなった。これまで下校時は午後5時半が最後の便だったので、7時の便ができて部活動にも活気が出てきているし、学校まで迎えに来ていた保護者の負担も減った。保護者の負担軽減は進学にとっても大きいので、町には本当に感謝している」と話している。

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