北海道ニュースリンクは北海道の参加新聞社がニュース・イベントを配信するサイトです

室蘭民報

室蘭遺族会が会員減少と高齢化で活動休止へ【室蘭】

多くの遺族が参列していた時代の招魂祭=1971年6月15日撮影

 室蘭出身戦没者の遺族でつくる室蘭遺族会(徳中嗣史会長)が、会員の減少と役員の高齢化のため活動を休止する。同会が室蘭八幡宮境内に建立した招魂社も築60年以上がたち老朽化しており、近く解体する予定。同会による6月の招魂祭慰霊祭も休止する。戦後70年を超え、少子高齢化が進む道内では、遺族会の解散や活動休止が相次ぎ、胆振でも拡大している。

 同会は日清、日露、太平洋戦争の戦没者遺族で1946年(昭和21年)に発足。54年に海岸町の室蘭八幡宮境内に道内唯一の神道施設・招魂社を設置し、翌55年から毎年6月に戦没者と艦砲射撃犠牲者合わせ1421柱のみ霊を追悼する招魂祭を開催してきた。

 しかし経年とともに会員が減少。発足当時は300人以上いた会員も2009年(平成21年)には会員数がおよそ半数の約160人となり、これまで2日間の日程で続けてきた同祭を1日に縮小した。

 同会は現時点の正確な会員数は把握できていないが、戦没者の妻である正会員は、分かっているだけで3人、子どもやきょうだいの準会員を合わせても約50人とみられる。発足時に比べて大きく落ち込み、会の存続が難しい状況だ。

 徳中会長は「苦渋の選択だが、今なら一般の方から寄付を集めなくても会費で(招魂社を)解体できる。遺族会そのものは解散せず、今後も戦没者の慰霊活動は進めていく」と述べた。

 北海道連合遺族会(旭川市)によると、04年度時点で216団体の登録があった道内組織も、解散や市町村合併に伴う統合により、17年度末時点で168団体まで減少。胆振管内でも安平町の遺族会が13年度に、登別市の遺族会が14年度にそれぞれ解散した。連合遺族会の関係者は「次世代に会を継続するため、戦没者の孫やひ孫を対象にした青年部を設立している」と説明した。

解体が予定されている室蘭八幡宮境内の招魂社

関連記事

室蘭民報

地元食べ歩き「最高」―伊達バル街17店にぎわう【伊達】

 伊達市内の飲食店をスペインの立ち飲み居酒屋・バルのように食べ飲み歩くイベント「伊達バル街」が21日開かれ、大勢の市民が各店自慢の料理とお酒を心ゆくまで楽しんだ。  飲食店などでつくる実行委...

室蘭民報

登別カントリー倶楽部のカートにiPadナビを導入【登別】

 ゴルフリゾート施設・登別カントリー倶楽部(登別市上登別町、東勝彦支配人)は、2人乗りカート80台に、タブレット端末・ipadを導入した。ナビゲーション機能を搭載しており、コース情報やピンまで...

室蘭民報

喜ばれるコースに、室蘭GC支配人に伴さんが就任【室蘭】

 室蘭ゴルフ倶楽部(GC、崎守町)の支配人に、伴くみこさん(42)が就任する。メンバーに喜んでもらえるゴルフ場を目指しながら、室蘭の新たな観光拠点として道内外から広く利用者を集めたい考えだ。 ...

室蘭民報

絵鞆と崎守の2港に「型良し」噴火湾毛ガニ初水揚げ【室蘭】

 噴火湾海域の毛ガニかご試験操業が20日解禁となり、室蘭漁協に所属する4隻は22日朝、絵鞆と崎守の2港に初水揚げした。初日の漁獲高は前年を50キロ下回り、漁業関係者からはため息が漏れる。  ...

函館新聞

ダニ媒介脳炎の闘病語る 感染症研究者ら北斗の佐藤さん宅訪問【北斗】

 【北斗】ダニを媒介した感染症の研究者や医療、行政関係者ら約60人が16日、国内最初のロシア春夏脳炎(ダニ媒介脳炎)に発症した佐藤厚子さん(61)宅=北斗市三ツ石=を訪問し、闘病体験を聴いた...