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室蘭民報

噴火湾文化研究所が江戸後期の能衣装公開【伊達】

12年ぶりに報道陣に公開された能の衣装「濃茶地丸紋散らし繍箔能装束」

 伊達市噴火湾文化研究所(館山町)で収蔵されている江戸時代後期に作られた仙台藩亘理伊達家の能の衣装「濃茶地丸紋散(こいちゃじまるもんち)らし繍箔能装束(ぬいはくのうしょうぞく)」が25日、報道陣に公開された。能は武家社会でたしなまれていた芸能で、この衣装は、同家も古くから能を舞っていたことを物語る貴重な資料となる。

 「だて歴史文化ミュージアム」の来春オープンを控え、図録や資料作製の写真撮影作業のため12年ぶりに収蔵庫から出された。衣装は修復作業を実施した2006年(平成18年)に期間限定で展示している。

 衣装は絹を使用し幅142センチ、丈144センチ。元々は黒に近い色だったとみられるが、日焼けなどで現在は茶色っぽく変色している。当主が代々着ていたとされるが、2代目当主の成実(しげざね)が着たかは不明。伊達には明治期に移住した際に持ち込まれ、亘理伊達家の能の衣装はこの1着しか残っていない。

 衣装には直径10センチほどの丸に、3本の線が入った伊達家家紋をはじめ、丸の中に松などを描いた縁起物の刺しゅうが、きらびやかに散りばめられている。目立つデザインにすることで武家としての力、財力を誇示する意味があった。

 この日市学芸員で20代目当主の伊達元成さん(39)らが慎重に木箱から衣装を取り出し、広げ写真に収めていた。ミュージアム開館後は期間限定での展示も予定している。

 市内では今年7月に成実生誕450年を記念し能楽「摺上(すりあげ)」の上演を予定。伊達さんは「伊達は明治の開拓のイメージが強いが、もっと昔からの伝統を引き継いでいる。能やその衣装から江戸の文化、大名の文化を感じ、思いをはせてほしい」と話している。

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