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根室新聞

花咲線を観光列車に 6月1日に開始セレモニー【根室】

減速運転で雄大な景色を楽しめる落石三里浜段丘上の花咲線

 根室市観光協会(小林茂会長)は、JR花咲線の利用促進策の一環としてJR北海道が6月から取り組む「いつもの列車で観光気分」の開始セレモニーを6月1日午前8時から行い、同8時22分発と同10時51分着の乗降客にパンフレットと記念品をプレゼントする。また、根室発には長谷川俊輔市長も体験乗車する。

 JR北海道が行う「いつもの列車で観光気分」は、今年4月にJR北海道が発表した「普通列車を観光列車にする取り組み」で、沿線住民が減少し、生活路線としての利用増が見込めない中、豊かな景観や食にスポットを当て、観光資源としての花咲線やその沿線の魅力を楽しんでもらう試み。

 景勝地区間でのスロー運転や、東根室駅の停車時間拡大、景勝地区間での音声ガイドサービスの導入、ご当地弁当の販売を6月から実施するもので、スロー運転では、ラムサール条約登録湿地の別寒辺牛湿原を走る厚岸―糸魚沢区間の1.5キロメートルと、雄大な太平洋とエゾシカの群れに遭遇することができる別当賀―落石区間の1.8キロメートルを時速約30キロまで列車速度を落として走行し、車窓から雄大な景色を楽しんでもらう。

 また、JR東根室駅では停車時間を拡大し、日本最東端の駅での記念撮影に対応。スロー運転と合わせ、景勝地などでGPSアプリを利用した音声ガイドサービスを導入し、スマートフォンなどに無料のアプリをダウンロードしてもらうことで、実施区間に差し掛かったころに自動的に音声ガイドが流れる。音声は4カ国語(日本語、英語、中国語、韓国語)に対応。ガイド内容などは沿線地域の監修で作成する。

 さらにご当地弁当の販売は根室、東根室駅では地元コンビニのタイエーが焼きさんま寿司(600円)とやきとり弁当(中、600円)、厚岸駅では氏家待合所がかきめし(1,080円)を提供する。事前予約制で、タイエー本部(℡0153-23-3398)は前日午前中まで、氏家待合所(℡0153-52-3270)は利用の2時間前まで受け付ける。

 開始セレモニーは午前8時からで、JR根室駅で小林会長があいさつするほか、午前8時台と同10時台の乗降客にパンフレットと記念品をプレゼントする。

 JRの取り組みと連動し、根室市では「花咲線利用促進PR事業」(委託)を実施。花咲線に乗ってみたいという新たなファン獲得のため花咲線の持つ「絶景」と「食」をテーマとしたPR動画を作成するとともに、花咲線沿線の「絶景」、「食」の魅力化、「沿線住民向け認知度向上」などを図り、これら情報を発信するためのウェブサイトを作成。さらに花咲線PRキャッチコピーやロゴの制作、ポスターデザインなどを行う。

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