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函館新聞

イカ漁、今年も低水準 有識者ら資源予測【函館】

イカの産卵場が縮小していることなどを紹介する桜井所長

 道南スルメイカ漁の6月1日解禁を前に、有識者らがイカに関するさまざまな情報を提供する「イカ資源評価と予測に関する講演会」(函館国際水産・海洋都市推進機構など主催)が30日、函館市国際水産・海洋総合研究センターで開かれた。今期の資源予測について、急激な資源回復は見込めず、昨シーズンと同様に水揚げは低水準となる可能性が示された。

 漁業関係者ら約220人が参加。有識者5人がイカの資源予測などについて講演した。このうち函館頭足類科学研究所の桜井泰憲所長の講演では、スルメイカを含んだ回遊資源の動向を紹介した。

 過去4年間の1月におけるスルメイカの推定産卵場を比較すると、「2018年は産卵場の縮小が顕著だ」と警鐘を鳴らしながら、10年以降にみられるスルメイカやマアジなどの漁獲減は「1977、78年にみられた魚種交替に類似している」と説明。「2016、17年の2、3月の東シナ海の海水温低下が産卵場を縮小させ、スルメイカの冬生まれ群の漁獲減につながった」と語った。

 さらに、「過去3年間に親イカの資源尾数が3分の1にまで激減していることからみても、今期中に漁獲が急激に回復する可能性は少ない」との見方を示し、「親イカ資源の保護管理策の検討が必要かもしれない」と提言した。

 講演後の総合討論では、桜井所長らが会場から寄せられた質問に答えた。「温度変化に耐えられるような、品種改良したイカは生み出せないのか」といった質問に対し、桜井所長は「イカ類ではとても難しく、現状はイカにとっての適水温を見つけることが重要だ」と述べた。

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