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苫小牧民報

山菜採りに注意を 夢中にならないこと

山菜採りのため入林した人の自動車が止まる林道入り口近く=千歳市藤の沢(画像一部を加工)

 千歳、恵庭地域では今年も林地などでの山菜採りによる遭難事故が発生している。採取に夢中になり足元を見続けることで、現在地が分からなくなる危険性がある。千歳署管内ではこれまでに、すでに3件3人が遭難した。最悪の場合は命を落としかねないケースもあり、関係機関は注意を呼び掛けている。

 「一緒だった人とはぐれてしまった」―。今月17日午後6時ごろ、助けを求める110番通報が入った。遭難したのは千歳市内の70代の女性。午後0時30分ごろに友人と2人で市内中央のコムカラ峠付近の山林に入り、途中で女性の姿を見失ったという。警察と消防が捜索し、通報から約5時間後の午後11時すぎに無事発見された。

 千歳署によると、過去5年間(13~17年)に道内で発生した遭難は400件440人。このうち同署管内は20件20人で、4人が死亡した。原因別では「方向見失い」が13件と最多。「滑落・転落」も6件起きた。半数以上の12件が、やぶの中に入り地面に意識を集中させるタケノコ採り中だった。17年は1件1人のみで、同署は今年の多発傾向に警戒を強める。

 同課の担当者は「入山時は複数人だが、途中から1人で行動して迷うケースがある」と語る。服装は目立つ白色や黄色といった明るい色を選び、非常食や防寒着、ホイッスルなどの携行を呼び掛ける。迷ったらむやみに動かず、視界が開けた場所で待機する。

 支笏湖地域で40年近く山菜取りを行い、現千歳市消防団副団長でもある福士國治さん(68)は「『自分も迷うかも』と自覚し、引き返す心構えが必要」と強調する。

 福士さんによると、慣れた場所でも1年たつと草や木の成長などで景観が変わり、注意が必要という。福士さん自身は林地入りの際はラジオを持っていく。「ラジオを木の枝につるし、音が聞こえる範囲で山菜を採ります。ビニールテープを伸ばしながら移動する人もいます」

 入林する際は、目印となる地形や樹木を中心に動く。迷った場合の備えとしては、携帯電話を充電しておくことも大切だ。「迷わないための一番のこつは、夢中にならないこと。夢中になると知らない場所まで深く入ってしまいます」

 山菜採りには冷静さと引き返す心構えが必要のようだ。

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