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日高報知新聞

3年後に開拓150周年【新ひだか】

【新ひだか】明治4年(1871)に静内に集団移住した兵庫県淡路島・稲田家家臣団の子孫らでつくる北海道稲田会(服部和則会長、52人)の平成30年度総会が5日、稲田家の屋敷があった静内目名の御殿山公園で開かれ、任期満了に伴う役員改選で服部会長を再選した。

 江戸時代に徳島県と淡路島を領有した徳島藩の洲本城代家老だった稲田家は、明治3年に武士の身分制度を発端とした分藩独立を巡る騒動(庚午事変)によって、士族として静内と北方領土・色丹島での北海道開拓を命じられ、家臣団とともに静内へ移住。開拓当時に数々の苦難に立ち向かった様子は、小説「お登勢」や映画「北の零年」で描かれている。

 北海道稲田会は昭和41年に家臣団の子孫で当時旧静内町長だった服部吟次郎さんと新冠町の浅川義一さんが発起人となり、先祖の功績をたたえしのび、後世にこれを伝承していくことを願って結成を呼び掛け、同年10月12日に発足。43年には会員から募財を募り、稲田家の屋敷があった静内目名の御殿山公園に記念レリーフ「北辺開拓の礎」を製作。以来、年1回の総会をレリーフ前で開催して親睦を図っている。

 この日は公園内にある先祖を祀る稲基神社で例祭を催し、会員約30人が参拝して先人の労苦や偉業をしのんだ。

 総会で服部会長は「今年でわれわれの先輩たちが開拓に入ってから147年になる。あと3年すれば150周年という大きな節目になる。先駆けであった先輩たちをしのびながら式典なども町の協力を得ながら催さなければという気持ちになっている」、40年ほど前には自転車でよく御殿山公園に遊びに来ていたという大野町長は「稲田家は静内の礎を築いてくださった方々だと思っている。その労苦を思い出しながら後世に伝えていくことが私たちの使命」とそれぞれあいさつ。

 この後、昨年度は兵庫県洲本市の歴史研究グループ「益習の集い」が同市内で、北海道での稲田家の歩みを紹介するパネル展を開いたことなどが報告され、顧問の八田義雄さんの音頭で乾杯して親睦を深めた。  役員は次の通り。

 ▽会長 服部和則▽副会長 矢野秀春、増本裕治▽理事 岡田猛、長浜和也、芳住革二、松田三千雄、八田孝雄、八田敏行、本庄康浩、加田幹男▽会計理事 村上昭▽監事 武岡大佶、橋本博之▽相談役 藤原真二、八田義雄

総会であいさつする服部会長

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