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函館新聞

死角などの危険 バス運転手体感 道警が研修会【函館】

バスがカーブを曲がった際に向きが変わって動く車いす

 道警函館方面本部交通課は13日、路線バスや観光バスの運転手を対象とした研修会を函館運転免許試験場(石川町)で開いた。試験場のコースを試走し、サイドミラーに映らない死角を確認したほか、運転手が乗客となり、速度を落とさず曲がる危険性などを体験した。

 道内で発生した路線・観光バスの事故件数は、昨年が48件で、2013年に比べると27件減少した。一方、函館方面本部管内では、今年5月末現在で昨年1年間の事故件数に並ぶ3件の事故が起きている。

 5月には釧路市内で大型バスが歩行者をはねて死亡させた事故が発生し、同課が観光シーズンの本格化を前に、バス会社に呼び掛けて開催。4社から運転手や運行管理者など25人が参加した。

 試験場のコースでバスを走らせ、内輪差(曲がる時の後輪の軌跡が前輪の内側に入る現象)を確認。測ると左折時に190センチ、右折時に70センチの内輪差があることが分かった。講師を務めた同課指導官の吉成真吾警部は「実際の内輪差を理解してもらい、交差点を曲がる時は横断者の確認をしてほしい」と呼び掛けた。

 サイドミラーや車前方の死角を確認した、函館バス運転手の石川義治さん(41)は「座席を低くしていると死角が多かった。運転席の高さが正しいか確認して運行したい」と話した。

 また、普段は運転する立場の参加者が客として乗車。速度を落とさないままカーブを曲がると、安全ベルトで固定していない車いすが急に動くなど、注意点を確認。参加者の一部は大型二種免許取得時の試験を体験し、試験官からアドバイスを受けた。

 同社の内澤博昭バス事業部長は「各営業所で研修を実施しているが、警察官の視点で気づくことも多かった。車いすは介助者が支えながら乗るケースが多いが、必ずベルトで固定するように社員へ指導したい」と話していた。

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