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根室新聞

市議会 定例月議会が終了 水道料金値上げ可決【根室】

 6月定例月市議会は22日、本会議を開き、議案10件を可決、意見書案12件を可決採択した。平均14.8パーセント、38年ぶりの水道料金値上げとなる市水道事業給水条例の一部改正案は、低所得者対策の付帯決議を付けて賛成多数で可決された。根室出身で現在市立根室病院顧問の平賀洋明医師(87)を、名誉市民に決定することに全会一致で同意した。名誉市民は、故・川端元治氏以来2人目。

 午後5時に開会した本会議には、議員18人のうち17人(波多雄志氏が都合で欠席)が出席。小沼ゆみ予算審査特別委員長から、同日午前10時から行った補正予算審査の結果が報告され、全会一致で可決。続いて壷田重夫総務、鈴木一彦文教、千葉智人産経の各常任委員長が、付託されていた議案の審査結果を報告。平成30年度税制改正に伴う市税条例等の一部改正案など7件を可決した。

 このうち産業経済常任委員会で賛否が割れ、委員長採決で可決すべきこととなった水道事業給水条例の一部改正案については、千葉委員長が委員会審議において「平成31年4月の料金改定の実施時期までに低所得者対策の減免対象の拡大等、必要な措置を講じられるよう要望する」付帯決議があったことを報告。

 付帯決議付きで議案の採決が行われた結果、委員会審査で反対した最大会派の創新に加えて、無所属の保坂いづみ氏が反対に回った。市政クラブ、共産党、大地、無所属の久保田陽氏、遠藤輝宣副議長が賛成、壷田重夫氏は採決を退席。この結果退席一を除いて賛成9、反対6の賛成多数で可決された。

 保坂氏は「値上げの仕方が不公正で不明瞭」と指摘して、公正な料金体系とするよう求めた。共産党市議団(鈴木一彦団長)は、市民負担増には基本的に反対の立場を表明しつつも「安心安全な水の供給を維持していくためにやむを得ない」と理解を示し、実施に当たって一般会計からの財政支援により値上げ幅を圧縮する努力や、さらなる低所得者対策を講じることが付帯決議として盛り込まれたことを評価して賛成した。

 条例案可決を受けて、市の水道料金は、来年4月から平均14.8パーセントの値上げとなる。同料金の値上げは昭和56年以来38年ぶりとなる。

 このほか、市税条例の一部改正案や災害対応特殊水槽付消防ポンプ自動車の取得(8,008万2,000円)を承認する議案など6件はいずれも全会一致で可決した。

 また、平賀洋明氏を名誉市民と決定する議案にも全会一致で同意した。

 最後に根室・釧路管内の総意として誘致を目指す「中標津町への道立林業大学校設置に関する意見書」や「2019年度地方財政の充実・強化を求める意見書」など12件を全会一致または賛成多数で可決採択した。保坂氏は全意見書案の採決を退席した。市議会は休会し、次の定例月議会は九月の市長選後となる予定となっている。

水道事業給水条例の一部改正案を賛成多数で可決

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