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室蘭民報

大築さんが油絵初入選から23年、全道展会員に【室蘭】

大築さんの油絵「窓1」(120号)

 長年油絵に取り組む室蘭市水元町の大築笙子(おおつきしょうこ)さん(70)が、今年の第72回全道展(全道美術協会など主催)で新会員に推挙された。1994年(平成6年)の初入選から23年目。「励みになります。これまで以上に力を入れて描きたい」と一層の創作意欲をみせている。

 大築さんは八雲町出身。高校時代から油絵を学び、結婚を機に室蘭に移住。室蘭の画家、熊谷善正氏=1918~87、全道展・二科会会員=に師事した。

 出品作は心象風景の「窓1」。白と黒、青を基調に「男の子が見ている窓の外の世界」を描いた。デッサン無しで、ナイフで直接色を重ねていく手法。曲線による表現も特徴の一つだ。

 12年前から「窓」をテーマにしている。大築さんが小学生のころ、いつも家の窓から外を眺めている男の子がいて気になっていた。病弱だったのだろう、いつしか姿は見られなくなり「子ども心にショックでした」。そんな思い出が作品に投影されているという。

 昨年は全国的な美術団体・二科会の会員に推挙された。全道、全国レベルで認められ「描き続けて良かった」と笑顔を浮かべる。

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